イタリーの庭 わが窓に来りて 君よ歌いませ 〜〜〜以下略〜〜
私が10歳の頃、父がプレゼントしてくれた白い手帳。 8センチ四方の手帳には、私が小さなときからよく父が歌ってくれた、セレナーデや子守唄、タンゴの歌詞などが書かれていました。
「○○子の気に入った歌があったら、自分で書き加えて使って。」 そう言って渡してくれました。
宝石箱の中の、やはり父にもらった匂い袋の移り香のする、その手帳を出して眺めれば、父の歌声と、その頃交わした会話まで甦ります。
上の歌詞は、その中に書かれていた、『イタリーの庭』という、コンチネンタル・タンゴの一節。 小学生の私の愛唱歌は、こんな甘美な歌詞の曲がいっぱい。 どんな情操教育なんでしょう(笑)。
光ちゃん、窓辺まで来て歌ってとは申しません。 恋人ではありませんから。
テレビで歌って下さいませ。 ただただ、テレビで光ちゃんの声が聞きたい、ダンスが見たい。 いえ、誰にも真似のできない光ちゃんだけの世界を テレビの前のみんなに見て欲しいんです。
ね、そしたら、私たち、どんなに元気が出ることでしょう。 光ちゃんの、心に響く歌声も、美しい踊りも、作曲の才能も、世間にはほとんど知らされていないことが、ファンの嘆きのもとですから。
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