VITA HOMOSEXUALIS
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名前も知らない彼とのメールのやりとりは次第に熱を帯びてきた。
私の側としては、他愛もないことを書くのだった。
彼の返事にも、文章の技巧はなく、内容の妙味もなかった。
淡々としたものだった。
だが、お互いに書くのはオシッコ、お漏らし、放尿の妖しい高揚感だった。
彼は北国に住んでいる。寒い晩に下着をつけたまま漏らす。束の間の暖かさに酔う。それからすぐにそれらを脱いで洗濯機に放り込み、熱い風呂に入る。
私は全裸で浴室に横たわる。腰を浮かせ、足を高く持ち上げて勢い良く放尿する。熱い液体が腹から胸をつたい、顔にかかる。私はタオルでそれを受け、甘くせつない匂いに酔う。
私はそのような話を書くたびに興奮した。書きながらガマン汁で下着が濡れた。書いて送った後は必ずオナニーした。
私がそのように書くと、彼もそうだと書いてきた。自分もいまオチンチンを出してこすりながら書いている。ガマン汁が手を濡らすと、そのように書いた。
私たちはオシッコの写真を交換した。
私は浴室で噴水のようにオシッコを噴き上げているところを撮った。防水のない携帯カメラを濡らさないように注意しなければならなかった。
彼は下着が徐々に濡れていくさまを何枚か送ってきた。最後はびしょびしょに濡れていた。だが、私が最も興奮したのは最初の一枚。テントを張ったトランクスに小さな染みが浮かんだ一枚だった。
私は彼に会いに行くことを考えた。
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