時計の針が戻るなら
マサミ



 ありがとう

誕生日だった私のロッカーに
沢山のプレゼントを入れた紙袋を置いてくれたのが

Sさんだって、すぐわかった。


休みの日だったのに
何でいるんだろう?
って不思議だったけど
まさか、私の誕生日プレゼントを届けに来てくれたなんて。



Sさんと、私の関係は
終わったようで、細々と本当に細く続いてる。



1月14日。


私はSさんの奥さんからメールが来た。


「2人は付き合っているんでしょ?
本当の事を話してほしい。もううんざり」


もっと長いメールだったけど
こんな感じの内容だった。




この2日前の1月12日。
私はSさんに誘われて
いつものカフェで、デートをした。


Sさんは私に

「いつか、マサちゃんと一緒に暮らしたいと思ってる。
マサちゃんを失いたくないし、できればこの先
一緒に未来を作って行きたい。」



って言われた。



「何年かかるか、言えないけど少し私の事を待ってて欲しい。」




そう言ってくれたから

私は待とうと思ったし
色んなことを覚悟しておかなきゃいけないんだな。
って思った。


その日、私は今まで言えなかった

「私はSさんと、ずっと一緒にいたいと思ってるよ。」

って事を、Sさんに伝えた。



13日の次の日。

Sさんから、朝に

「マサちゃんが信じて待っててくれるなら、本当に全て失っても大丈夫な気がする。」

ってメールが来た。







14日のSさんの奥さんからのメール。
私はいつ、奥さんからメールが来るんだろう。
っていつも不安だった。

奥さんは、私のメールアドレスを知っているから。




だから、14日に来たときも
あんまり驚かなかったし

ハッキリしなきゃいけない日が来たんだな。

っていう気持ちでいっぱいだった。



罪悪感はあるけど、
私は最低な人間だから
Sさんと一緒にいられるなら
向き合おうと思ったし

慰謝料とられてもいいって思った。



馬鹿すぎて、笑えるけど。





「Sさん、奥さんからメールが来ました。
私たちの事でです。
Sさんはどうしたいですか?
本当に私と一緒にいたいと思っていますか?
私には、決定権がありません。
Sさんの答えによって、私は奥さんへのメールを変えなければいけません。

もし、一緒にいたいと思ってくれてるなら
私は最後まで一緒に向き合います。

でも、こうなったことで
もう辞めたいと思うんだったら
私は「何もありません。」って言いきってあげる。

どうしたいですか?
私は出来る事なら
一緒にいたいです。

素直にそう思ってます。」




こんなメールを送った。








↑エンピツ投票ボタン
My追加




私って何だったんだろう。





ほんと、そう思った。







2009年02月25日(水)
初日 最新 目次


My追加