2024年12月05日(木)
母の体調が悪くなったことの発端は、白内障手術でした。
「ひとりじゃ不安だから、ついてきて」
今年の4月ころ、母に眼科付き添いを頼まれました。 母の住む町の眼科に行き、いっしょに説明を聞きました。
詳しくは言いませんが、この時の医師の説明や眼科クリニックのスタッフの応対に、一抹の不安を感じました。 この時、反対しておけばよかった……。
結果として、白内障手術のあと、飛蚊症を発症しました。 飛蚊症は、言えば老化現象のひとつで、年を取れば誰にでも出てくる症状なのですが、母の場合、白内障手術のあとにいきなり「蚊」のような黒い物体が目の前を飛ぶようになったのです。しかも他の眼科で見てもらったところ「これはひどく濁っていますね」と驚くほどの症状でした。
それから、母は変わりました。 暗くすると、飛蚊症の症状が軽減することを覚え、昼でもカーテンを閉めて部屋をまっくらにしたり、がんばって買い物に出かけても、「虫が私の目から出てきて、ほかの人のシャツに止まっている。どうしよう」と電話で相談してきたり。
眼の中の濁りで、慣れるしかない、と説明して一度は納得しても、やはり同じ質問をしてきます。
手術をした眼科を受診しても「老化なので気にせずに」と一笑されたとか。 あぁ、やはりこういう対応の眼科だったのか……。 これが、私の最初の後悔です。
そのうち、食欲がなくなり、料理好きだったのに料理もできなくなり……。 どんどん痩せてみるみる元気がなくなっていったのです。
続きはまた明日。
おやすみ。
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