ソラリス日記
海月猫



 郷愁小旅行

さみしさと悲しみで崩れたおむすび。



泡のような言葉遊びはぽつぽつと浮かんで消える。
そうだった。
こんな場所を作っていたんだった。
誰にも知らせずひっそりと。
どうもひっそりとする事が好きなようです。


星の石を手に入れた。
石の雫にみとれた。
彼女の言葉は澄んだ水。
私はそれをごくごくと飲んだ。


神様のほとりに佇む 白いローブをまとう
ここから先の水先案内人は 字の如く
ゆっくりと小舟を漕ぎ出した
手招く数多のさざ波を越えて
鋭い瞳の老人の脇を通り抜け
未だ辿り着かない
未だ辿り着きはしない
これは長く長く続く旅の途中
長く長く続く河の果てには
ハテ?
一体何が?



髪を切って短くしたら風邪を引いてしまいました。
なんという事でしょう。
そして東京には雪が降り積もり、私はただ寝込み、
あの道の川はたぶん淀み、気づけば鳴っていた電話。
その見知らぬ着信履歴は、一体。

数字の羅列がまるで暗号みたいに思えました。
誰だっただろう。
とうにメモリーを消してしまったか、
はたまた壊れた後に連絡を取っていなかった人、
だとは思うのだけど。
少しだけ見覚えがあるいくつかの数字。
私は少し、誰かを期待しましたが、
でもたぶんきっと、思いもしない人からなのでしょう。

友達が言っていた言葉をふと思い出した。
「いい男ほど、後々連絡なんて無粋なこと絶対にしない」

・・・うーん、確かに。

2010年02月04日(木)
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