HOSHI・HARU
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2002年05月05日(日) 京都日記4

今回の京都は、新緑の色がとても印象的であったが、それにコーディネートされる色としてこげ茶色もインパクトがあった。
こげ茶色というのは、神社の建物に使われている木、わらぶき屋根の色である。

東福寺の巨大なこげ茶色の山門などを見ると、背中がゾクっとしながら、迫力に圧倒されてしまう。

何年もの年月を経て、あの渋いこげ茶色になっていったのだろう。
あのこげ茶色をじっと見ていると、時の深い流れを感じる。この木は何回も、厳しい冬の寒さ、夏の暑さに耐えてきたのだな と。

木は素晴らしい素材である。よく、ヨーロッパの石造りの住宅に比べ、日本の木造住宅の耐久年数は非常に短いと言われるが、京都に行くと、それは、素材の問題ではなく、何年持つように作るかという設計思想の問題だろうと言いたくなってしまう。


ほし・はる |MAIL

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