HOSHI・HARU
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2002年04月25日(木) 京都日記2

今回は新緑がすごかった。
今までは、紅葉が大好きだった。私には、木々が、まるで赤、黄、オレンジ色の着物やドレスを着飾っているように見えていた。あの派手さ、華やかさはどこから絞り出すのだろう。北の方の紅葉を見に行くと、目が痛くなり、もう勘弁してくれ。と言いたくなる程である。
しかし、一方、紅葉は、葉っぱが落ちる直前の最後の力の振り絞りの光景なので、悲しく見える。新緑の方が好きだ。という人もいた。

今回は、その新緑の方が好きだと言った人の気持ちがよく分かった。
いろいろな神社、寺の、特にもみじの新緑の色がとても鮮やかであった。あの色を見ていると、目に気持ちいいと感じると同時に、フレッシュなエネルギ−、目に見える新陳代謝を感じる。自分の細胞まですぐ生き換わりそうだ。

ということで、新緑も大好きになった。
このように、自分がいいなと感じるものの幅が広がる瞬間が好きである。
なんか、人間としても幅がほんのちょっとでも広がったような気がして。


ほし・はる |MAIL

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