HOSHI・HARU
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↑この図鑑内です
利家とまつを見た。 前田家代々の城を兄から譲り受けた。兄を追い出す形になってしまい、悲しい形であったが。その際、まつは、金めのもの、現金を全て渡してあげた(いままで利家の兄に世話になったお礼に)。 兄を追い出してしまった悲しみと、城以外の財産を失った喪失感、城持ちになった責任感等を強く感じながら、利家とまつは、所信表明挨拶でみんなの前で、これからは100万石をめさずと宣言した。本当にそんなことを言ったのかどうかはよく分からないが、私は、とてもいいことだと思った。 みんな、いろいろな心情のなかで、前向きにがんばっていくには、大きくて、しかも分かり易い目標を掲げるのが一番と思う。
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