HOSHI・HARU
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2001年11月05日(月) カナダ旅行記18

15分ぐらい歩いただろうか。その間に少し落ち着いてきた。と思ったら、大きな金属製の扉がある建物の前に来た。どうやらここがレストランらしい。中に入ると、空間が全部2階まで吹きぬけで、壁にはびっしりとワインのボトルが図書館の本のようにならび、テーブルにセッティングされたグラスとナイフ、フォークがピカピカに光っている。何と表現したらいいのだろうか。高級フランス料理レストランというよりも、トレンディー、モダン、新進デザイナーがデザインしたというような表現がいいのかもしれない。おそろしくおしゃれな店だ。日本だったら、こういう店は、銀座か麻布か広尾とかそういうところにあるのだろうか。
 他の客は外人ばかり。お店のウエイター(ギャルソンと言った方がいいのかもしれないが)も白人である。そのギャルソンは我々のテーブルにメニューを持ってきた。非常にスマートな物腰である。それがさまになっている。また男から見てもカッコいい男である。そして英語でジョークを飛ばしてきた。よく意味が分らなかったが、その場の雰囲気で笑ってしまった。何かワクワクしてきた。まだお酒を飲んでいないが、こんなおしゃれな店でカナダ人女性と食事ができるなんてと。それだけで酔ってしまいそうだ。


ほし・はる |MAIL

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