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15分ぐらい歩いただろうか。その間に少し落ち着いてきた。と思ったら、大きな金属製の扉がある建物の前に来た。どうやらここがレストランらしい。中に入ると、空間が全部2階まで吹きぬけで、壁にはびっしりとワインのボトルが図書館の本のようにならび、テーブルにセッティングされたグラスとナイフ、フォークがピカピカに光っている。何と表現したらいいのだろうか。高級フランス料理レストランというよりも、トレンディー、モダン、新進デザイナーがデザインしたというような表現がいいのかもしれない。おそろしくおしゃれな店だ。日本だったら、こういう店は、銀座か麻布か広尾とかそういうところにあるのだろうか。
ほし・はる
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