HOSHI・HARU
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↑この図鑑内です
トロントではある人に会うことになっていた。私たちは初対面なので目印を決めて、ホテルのロビーで待ち合わせした。その人とは、妻のメル友のカナダ人女性である。 ホテルのロビーで、どんな人が来るのだろうとドキドキワクワクしながら待っていた。誰かが回転ドアを入ってくるたびに、あの人かと強い視線を送ってしまった。 待ち合わせ時間から10分ぐらい過ぎた頃、一人のすらっとした金髪の女性が現れた。その女性は、妻を見るなり瞬間的にその人と分ったようで、ハル!と言いながら近づいてきた。えーこんなすてきな人でいいの?と思いながら、あらかじめ練習していたナイス・トウ・ミーチウといいながら、握手してしまった。私は知らず知らずのうちに、うれしさから にやけてしまっていた。
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