HOSHI・HARU
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2001年09月08日(土) カナダ旅行記5

ケベックシティの近くにあるオルレアン島というセントローレンス川に浮かぶ島にいった。ここは、フランス系の人が開拓したが、島だったため外界と遮断され、現在でもフランス系の古い文化がそのまま残っているそうだ。

この島のある店で島の伝統料理を食べていたところ、フランス系と思われる団体客が入ってきた。この店には昔ながらの音楽をかなでる4人構成の楽隊がいた。フランス系の団体客は、すぐさまその楽隊の音楽になじみ、歌い踊りだした。日本で言ったらドンチャン騒ぎだ。驚いたのは、その立ち上がりの早さだ。ビールを一口飲むか飲まないタイミングでもうエンジン全開になっている。
さらに、ターボがかかってきて全員で手をつないで、店の入り口、店の中、店の出口、店の外につらなる輪を作ってぐるぐる回っている。

これが、ラテン民族なのか! 

私なりの言い方をさせてもらうと、彼らは楽しむための燃費が非常によい。
クルマ関係で言い換えると、彼らはスクーターのように40km/Lレベルの燃費で、かつ信号待ちからの出足が非常によい。

それに対して日本人は、2000ccのクルマのよいに8km/Lレベルの燃費で、かつ信号待ちからの出足が悪い。
楽しみを感じるまでには、大量の酒、食べ物、家電品、クルマ、ゴージャスな旅行が必要になる。

これが、良いことなのか悪いことなのかは、よく分からない。


ほし・はる |MAIL

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