白井兼雄の個人的空間

2009年03月11日(水) 「K」

数え切れないほどの
終わりを見てきた
それなのに いつだって
涙ぐむ僕がいる

例えば三振の数を
例えばゴールの数を
誇るのと同じように
笑っても いいのかな

いつからか 当たり前に
なっていたものを失う
寂しさを感じたまま
それが当たり前になる
切ない 春の夜

忘れたくないことが
どんどん増えていって
メモリーは いっぱいで
少しずつ削ってる

僕らが生きていく理由
誰かを好きになる理由
探すのは無意味なこと
だからこそ ぽっかりと

いつからか 当たり前に
なっていたものを失う
寂しさを消せないまま
日々はずっと続いていく
やがてくる 夏に向けて

この気持ちも 薄れていく
それは 疑えないけど

いつまでも 忘れたくない


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