そこにある時間


「出逢うのが遅すぎた」

絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。


DiaryINDEX今までこれから


2007年12月14日(金) ドS様

朝、またまた遅れ気味に家を出た。  

   「遅刻しちゃうなぁ・・・」

なんて思いながら運転していた。

信号が赤になったから、チャリを交わしながら停車しようとしたら、すごい勢いでイン気味をカーブを曲がって来た一台の車。
「危ないなぁ」と思って運転手の顔を見て驚いた。

あ! 「あの人」だ!

いつも通り、「あの人」は真っ正面だけを見て運転していた。

朝から「あの人」を見れてラッキーだなぁ、なんて事思いながら運転し、会社に到着、そして仕事こなしていた。
仕事中、こっそり某SNSに日記を作成。
しばらくすると「あの人」からのコメントを発見。ちゃんと見てくれているんだって思うとうれしかった。

退社時刻になり、いつものように、「あの人」との待ち合わせ場所に向かったわたし。

10分ほど遅れて「あの人」がやってきた。
「あの人」の好きなスタバのラテとアーモンドチョコ、そして煙草を持って車に乗り込む。



笑ってるけど、ちょっとしんどそうな「あの人」の表情。

今日の三男坊の懇談会はどうやら月曜日に延期になったみたい。だから時間があるんだって。

バカバカしい話をしながら、いつもどおり私は「あの人」の足裏をマッサージ。
「あの人」の車のガソリンタンクはほぼ空。
だからマッサージ中はずっとエンジンをとめていたん。
夏場ならともかく、「やっぱり冬場は寒いねぇ〜」なんて話してた。

私と「あの人」の関係はズバリ言うと、ドSとドM。

   ドS=「あの人」
   ドM= 私


私は普段は全然ドMでもなんでもないけど、なぜだか「あの人」の前では超がつくほどのドMに変身してしまうから不思議。

それを知っているから「あの人」は、わざと私が悲しむようなことを言う。
当然それを聞いた私は悲しくなったり落ち込んだりする。
だけど、悲しい顔をするとムッとする「あの人」。 

   「お前のいいところは笑顔以外ないのに、笑顔なくなったらおしまいやで」

涙を浮かべながらも、こんな事言われたら笑うしかない。
しょうがない。こんなご主人さまを持っちゃったんだからなぁ。

頑張って笑顔で足裏やらふくろはぎ、太ももをマッサージしていたら、「あの人」からこんなお願い。


   「足の指舐めて。パクって口の中で舐めて」


なんちゅーお願いなんだか・・・と普通の人なら思うかも?と思うけど、「あの人」からのお願いではよく登場する注文だから、すぐに

   「いいよ」

と軽い返事で、少し湿った靴下を脱がして、小指と薬指をパクっと。

   「今日はパックンしてもらうんやめとこ。インキンなるわ」

だって。 そしてさらに。







  
頭の中では「へっ?」と思ったけど、口では

  「うん、食べさせてね」

なんて事を言っていた私。違和感なく「うん」って言っていたってことは食べたいのかなぁ。
今度食べさせてもらいに、飲ませてもらうためにホテルに行く予定です(笑)


今日逢えていた時間は50分くらいか。

悲しかったり、嬉しかったり、笑ったり。



家に帰ってきて、用事があったから「あの人」にメール。
もちろん、返事はすぐ返ってきた。



だけど、今日わかったこと。

私は「あの人」が困っていて、私の助けが必要なら、私はすぐにでも飛んで行って助けるけど、たとえ私が困っていても、「あの人」は絶対に助けてくれないってこと。

悲しいね。

でも、しょうがない。



それでも「あの人」のことが私は好きなんだから。

だってご主人さまで、私の大事なS様なんだもの。


Toっちゃん
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