そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
DiaryINDEX|今まで|これから
朝、またまた遅れ気味に家を出た。
「遅刻しちゃうなぁ・・・」
なんて思いながら運転していた。
信号が赤になったから、チャリを交わしながら停車しようとしたら、すごい勢いでイン気味をカーブを曲がって来た一台の車。 「危ないなぁ」と思って運転手の顔を見て驚いた。
あ! 「あの人」だ!
いつも通り、「あの人」は真っ正面だけを見て運転していた。
朝から「あの人」を見れてラッキーだなぁ、なんて事思いながら運転し、会社に到着、そして仕事こなしていた。 仕事中、こっそり某SNSに日記を作成。 しばらくすると「あの人」からのコメントを発見。ちゃんと見てくれているんだって思うとうれしかった。
退社時刻になり、いつものように、「あの人」との待ち合わせ場所に向かったわたし。
10分ほど遅れて「あの人」がやってきた。 「あの人」の好きなスタバのラテとアーモンドチョコ、そして煙草を持って車に乗り込む。
笑ってるけど、ちょっとしんどそうな「あの人」の表情。
今日の三男坊の懇談会はどうやら月曜日に延期になったみたい。だから時間があるんだって。
バカバカしい話をしながら、いつもどおり私は「あの人」の足裏をマッサージ。 「あの人」の車のガソリンタンクはほぼ空。 だからマッサージ中はずっとエンジンをとめていたん。 夏場ならともかく、「やっぱり冬場は寒いねぇ〜」なんて話してた。
私と「あの人」の関係はズバリ言うと、ドSとドM。
ドS=「あの人」 ドM= 私
私は普段は全然ドMでもなんでもないけど、なぜだか「あの人」の前では超がつくほどのドMに変身してしまうから不思議。
それを知っているから「あの人」は、わざと私が悲しむようなことを言う。 当然それを聞いた私は悲しくなったり落ち込んだりする。 だけど、悲しい顔をするとムッとする「あの人」。
「お前のいいところは笑顔以外ないのに、笑顔なくなったらおしまいやで」
涙を浮かべながらも、こんな事言われたら笑うしかない。 しょうがない。こんなご主人さまを持っちゃったんだからなぁ。
頑張って笑顔で足裏やらふくろはぎ、太ももをマッサージしていたら、「あの人」からこんなお願い。
「足の指舐めて。パクって口の中で舐めて」
なんちゅーお願いなんだか・・・と普通の人なら思うかも?と思うけど、「あの人」からのお願いではよく登場する注文だから、すぐに
「いいよ」
と軽い返事で、少し湿った靴下を脱がして、小指と薬指をパクっと。
「今日はパックンしてもらうんやめとこ。インキンなるわ」
だって。 そしてさらに。
Toっちゃん
|