そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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朝、ちょっと遅刻気味な感じで家を出る。
雨が降っていたからか、なんだか道が少し込んでいた。
何も気にせず、「あの人」の仕事場の前を通過。 昨日は会社に行ってなかったけど、今日はどうかなぁ・・?と思いながら前を通っていたら、前から見慣れた車が来た。
「あの人」のノアが来た。
昨日と同じ、エンジ色の服を着た「あの人」だった。
左手に、まるで女性のようにタバコをもち、右手でハンドルを握って会社に向かっていた「あの人」
当然、私には気づかない。だって「あの人」は私には興味がないから。
でもいいの。
会社に着いてまずメールチェック。 海外からは特にメールが来ていないようだったから、つぎはインターネットを開き、Yahooのメールをチェック。 と、同時にメッセンジャーを立ち上げた。
「あの人」からメッセージが入っている事に気づく。
「hai! 日本語で良かった・・・(−−)」
だって。なんだかうれしかった。 これからは、「あの人」が今の会社を辞めるまで、某SNS以外でもつながっていられる。
某SNSでは、「あの人」がコメントをくれていたし、「あの人」のところに書いた私のコメントに対しても返事があった。
もちろん、それらがなくても、私と「あの人」は今のところ、危うい、いつ切れてもおかしくない糸ではあるけど、つながっている。
大丈夫。
大丈夫。
また明日逢えるし。
大丈夫。
大丈夫。
Toっちゃん
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