そこにある時間


「出逢うのが遅すぎた」

絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。


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2007年11月25日(日) 「あの人」と心斎橋へ

今日はベトナムからの友人を連れ、「あの人」と一緒に日本橋へ出かけた。
午前中は一緒に高速道路乗り場の近所のフレンドリーへ朝食を食べに。
ベトナムからの友人は美味しそうにサラダや紅茶を楽しみ、「あの人」は鮭定食を食べた。

その後、車で日本橋へ。もちろん運転は「あの人。

30分ほどで到着し、「あの人」と友人は楽しげに日本橋を散策。
そして時折店で足をとめ、何やら仕事で必要な、ベトナムでは買えない道具などを買っていた。

その後・・・・






さすがに私は入るわけにいかず、一人外で待っていた。


20分経過・・・30分経過・・・40分経過・・・・



一向に出てくる気配がないので、少しイジけてしまった私は彼らを残し喫茶店へ入ることにした。
もちろん居場所は「あの人」にメールで知らせた。

喫茶店へ入ってアイスコーヒーを飲み始めたとたん、「あの人」からメール。
あわてて飲みほし、駐車場へ向かった。

手に山ほどの大人の玩具を入れた袋を持った友人と「あの人」がやってきた。
もちろん、「あの人」は買っていない。

そして車を走らせ心斎橋へ移動。

道頓堀をブラブラをした後、私と「あの人」は休憩を兼ねて、友人を説得してカラオケ屋に入った。
歌ったのは私と「あの人」のみ。

あ、友人も1曲だけ歌ったっけ。ライオネル・リッチーの「Hello」
その曲を知らない私と「あの人」は黙って聞いていたっけ。

友人の携帯には、たぶん前の持ち主が日本人だったのか、「ドラえもん」や「踊るポンポコリン」などが入っている。
しかしフルで聞いたことがないので、「歌ってほしい」との希望があったので歌ってあげた(笑)
「あの人」が「ドラえもん」で、私が「踊るポンポコリン」
懐かしかった。

全員風邪気味だったから、ある意味必死に声を振り絞り歌った。


カラオケ屋で2時間。
時間はすでに16時前。友人は京都に行かなければならないので、カラオケ屋を出て駐車場に歩き・・・と思ったけど、友人はベトナムの奥さんのためにショートパンツを買いたいと言い出し、心斎橋筋を歩くことに。

だけど、「あの人」はなんだか気が散りがち。
メールを見せてくれたので見ると、中二の三男坊が熱を出し、現在すでに38度もあるとのこと。

慌てて帰りたいけど、友人はパンツを買いたいと言っているの心配している表情を隠し、友人の買い物に付き合う。
それを知っているのは私だけ。私の子供じゃないけど、どんなものを買って食べさせればいいのか、飲ませれば楽になるのか考えながら友人の買い物に付き合った。

でも結局友人は奥さんのは買わずに、自分用のキャップを買った。


その後早歩きで駐車場へ戻り、私の車から友人の荷物を取り出し地下鉄の駅を送り届けることにした。
さすがに車で新幹線の駅に送るとなると道は混んでいるだろうし、私たちが家に帰るのも遅くなってしまうので、うまくいい含めて地下鉄に乗せることにした。

三男坊のことを心配しつつも、歩き疲れた様子の今年42歳の「あの人」。
友人は日本語が一切わからないので、日本語で私に「疲れた、疲れた」と言っていた。

  「駐車場までの帰り道、おんぶしてな」

「あの人」のためなら本気でおんぶだってする。


無事友人を地下鉄の乗り場まで送り届け、私と「あの人」は駐車場まで。
帰りの運転は私。「あの人」は帰ったら三男坊くんの看護で疲れるだろうから、帰りの車の中ではせめてリラックスしてもらいたかったからね。

安全運転で、しかしいつもより早く私と「あの人」が住む町へ向かった。


「あの人」は車内ではずっと「水曜どうでしょう」の「ベトナム縦断」の2枚目のディスクを見ては笑っていた。
帰ったら大変だから、今のうちにリラックスしていてほしかった。


約30分かけて、私たちの町に到着。
「あの人」を送り届ける前に薬局へ。 ヨーグルトやポカリ、ビタミン剤を買って「あの人」の自宅へ。


   「今回、お前がいて本当に助かった。ありがとな」


「あの人」が車中で言ってくれたこの言葉、忘れない。
だってすごくうれしかったから。



今頃「あの人」は三男坊くんの看護で大変だろうな。


明日逢えるかな。逢えるといいな。
三男坊くんの病状が回復するといいな。

頑張れ、三男坊!



今日も「あの人」と時間を過ごせて幸せでした。


Toっちゃん
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