舌の色はピンク
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2022年03月30日(水) 認識の制御、自治体への問題の相談先、家事のスタートダッシュ

晴れ。やや肌寒い。

朝から唐揚げをつくる。
昨晩から下味をつけておいた鶏もも肉に
片栗粉をまとわせて米油で揚げ焼き。
米油初めて使ってみた。
調理中には違いがわからないな。
揚げ終わってから、胡椒を振っていないことに気がついた。
いつもだったら下味時点で加えているのに。
やむなく、弁当に詰める直前に振りかけた。

換気扇の死亡はかなり手痛く、
キッチン横の窓を開けてはいるのだが
それでも臭い、空気がこもる。
キッチンと居間を襖で遮る必要もあり、
するとキッチンにしかついていないエアコンから
居間に暖気も送れなくなる。
今日くらいならまだいいけど
明日以降また冷え込みそうだから困ってしまう。
今週は料理自体をちょっと控えるかも。


節約について。
よくいう話、
安い商品を求めて店をハシゴしたり
行列に並んだりするのは
時間あたりで勘定すれば対価が見合わない、
節約するつもりでかえって損してる……

鬼の首を取ったように知的ぶる手合いがいる。
かういう僕もそう思っていた。
小学生の頃まではな。

中学生になったあたりで、母親相手に、
スープの味付けについて意見を交わし合った。
健康のため塩分の過剰摂取は控えないといけない、
という立場を母親はとっており、
だからお湯で味を薄めているのだと説明してきたが、
結局は全部飲み干すのだから
どちらにしたって塩分摂取量は変わらない、
と僕は主張した。
母親は、それはもっともだと納得した。
……が僕は自分自身の言い分に綻びを感じていた。
濃い味に慣れてしまうよりは
薄い味に慣らしていたほうが、
今後も見据えたときには塩分摂取量を控えられるはずだ。
目先の変数じゃなく、
もっと先の、広く大きな視野で目的を捉えてみたときに、
この認識の調整は強い意味を持つ。

この考え方はかなりいろいろな問題に適用できる。
「節約のために店をハシゴする努力」は
いかにも
「目先の損得しか見えていない」
と批判し易そうだけれども、
実はその批判こそが目先の、
与えられた問題そのものしか考えていない、
ペーパーテスト的な枠組みで思考しているのだ。
節約的行動の実践による金銭感覚の制御のほうが、
よほど知的な営みのはずだ。

ものすごいカンタンな話なんですけどね。
中学生の僕でも辿り着けた論法。
意識の水準とか常識のレベル、風潮の大勢とかを決定づける認識を、
自ら制御していく。
極めて知的な営みだと思います。
ちょっと無茶に思えるようなフェミニズムの叫びだって、
この論法なら理解できるようになる。
「広告物に女性の肌が露出しすぎている! 規制しろ!」
という注文は近年数多く取り上げられる。
それに対して多くの”論理的っぽい”批判が殺到する。
この注文のキモにあるのは、
「これが許される世の中、まかり通る風潮を見直そう」
であって、
目先の変化はあくまで目的のための手段でしかない。
そこを見誤った連中が、
見当違いの”論理的っぽい” ”知的ぶった”批判を浴びせにかかる。
まったく合理的でも知的でもない。
人の営為には目的がある。
表面上あらわれている行為からだけでなく
その根底にある目的を見据えて初めて真っ当な批判がかなうのだが
この探検の努力を怠る大人たちの多いことには呆れる。

「そこまで考えて生きたくない」とする人もいるだろう。
そういう人たちには、そういう人たちにふさわしい人生がある。
しかし
そういう人たちは、自らのふさわしいとされたそういう人生を、
こんなの私にとってふさわしくないとキレ散らかすだろう。


3月が終わる。
くるりのマーチなんか聴いてみちゃったりして。
図鑑、2000年発売か。
20年前か。
20年。
20年前かああああああ。
こんな気分は春一番に乗って消えてゆけばいいのに。


夕飯はうどん。妻はぶっかけ。
僕の方は豚肉切り落としとキムチとネギと卵で具材マシマシ。
そして夕飯後には洗い物して濃厚イチゴジュースを作って…と思ったのだが
妻からちょっと一緒に休もうと促され
その流れで九段下マクドナルドの問題などを話してみたら
一部にはうなずいていたものの
総括的な感想として
若者からうざがられる爺さんになりそうだね
という言葉を頂戴した。
なんて浅はかなのだろう!と思ったが
これには反証のしようがない。
現時点でなんらの、根拠ある反論はしえない。
しばらくの間なんのやる気もなくなって
考えごとだけを深めていたが
妻には
この先を楽しみにしているがいい
という言葉を投げてこの場は決着した。


千代田区への相談先について調べてみた。
今回の相談内容は、
店舗前にいつも客が立ち並んで歩道の通行が阻まれている格好になっている、
店側としては客の列を誘導するべきだと思われるが何らかの指導はお願いできないものか。
とまとめられる。
当初は道路整備課でよいものかと思われたが、
国道や都道やらで部署が区分けされている時点で、
どうやら車道に限っている。
では商工課か。
商売している店舗への指導だから正しそうにも思える。
でもどちらかというと、消費者ではなく経営者側が相談する窓口のような…
ならばまちづくり振興課か。
いやおれはいま振興とは逆のお願いをしようとしている…?
などなど考え込んでしまった。
どこでもいいから連絡してみて、
じゃあどこへ相談したらいいんですかで済みそうな話だけども。
スタートダッシュでつまずきたくない。心理的に。

スタートダッシュといえば
今夜の皿洗いは一度遮られてしまったから
もう一度奮起するのに気力が要った。
家事は、やろうと一歩目を踏み出した時点で
7割は終わっている。労力としてはほんとそう。
それだけに、この時点で100ある気力のうち70は使っている。
だからそのタイミングでキャンセルとなると困っちまうのだ。


トキノ、ちょっと書き進めた。
中盤がつらいな…。序盤と終盤は面白いのにな。
“ダイブ”しないと書けないのに、
冒頭から読み直さないと潜り込めず、
書く度にそのための…助走のための時間がかかる。
それもあってなかなか進まない。


今夜も民話の語り聞かせ。日本。天女の羽衣。
貧乏な男が天女を手に入れたいばっかりに
衣を盗んで天界に帰れないようにするという導入にドン引き。
で子供が産まれた後に天女は天井裏から羽衣を発見、
子供を連れて天界へ帰る。
男はそれを追っかけて、天界でさんざんこき使われる。
で途中経過が端折られて、最終的には七夕伝説に行き着いた。
解説によるとこの筋立ての類型は世界中にあるらしい。
女の自由意志を尊重せず男の身勝手な欲望から
嘘と罪を重ね強引に婚姻関係を結ぶという畜生譚。
解説者は御年90に届こうかという爺さまだけれど
このテの男をボロクソにけなしていて面白かった。


れどれ |MAIL