舌の色はピンク
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2022年03月29日(火) ウィル・スミス、本棚は花畑、通報決心

曇り。なんか寒い。

朝のワイドショーでは、昨日のアカデミー賞授賞式での
ウィル・スミス平手打ち事件がトップニュース。
ドライブ・マイ・カー受賞について
僕は苦々しく思ってる側だけど
映画の受賞そのものじゃなくて
こういう事件のほうが話題になるんだな…という皮肉よ。

ウィル・スミスは映画女優である妻の病気を
司会にイジられたことに憤慨して平手打ちを見舞ったとのことで、
僕はその振る舞いを個人的に支持したくはあるけれども、
それとアカデミー賞の運営や司会者を非難することとは別だと思う。
なにしろ、わからないから。
メディアが圧縮した情報を伝えているだけで、
司会者がどれだけのイジりかたをしたのかもわからないし、
英語によるちょっとしたニュアンスもわからない。
だいたいが異文化だ。
こっちの見方では「受賞式典」という場と見なしたくなるが
どちらかといえば「受賞パーティー」に近いのだろう。
その「パーティー」の感覚は、本来的に日本人にはない。
で、パーティーにおいては
司会者がジョークの一つや二つ飛ばすものだという文化があるだろうし、
じゃあその程度具合はどんな水準で…となると、これがまたわからない。
ひょっとしたら、病気の人を敢えて取り上げて明るく笑い飛ばすことで
善性が発揮される、そういう文化だって十分ありうるだろう。
また、今回のウィル・スミスの振る舞いを支持することは、
ポリコレがやろうとしてきている価値観変革へNOを叩きつけることにもなりする。
「自分には大事な人がいる」と人間の扱いを線引きした上で、
「妻が侮辱された」から「暴力を行使する」というのは、
いかにも旧来のヒーロー像だ。
僕は断然アリだと思うけれど、
これを認めると論理的破綻に陥ってしまう者共も少なくないだろう。

それに、公にウィル・スミスの抗議を非難しなかったとなると、
これは前例となる。
つまり、今後アカデミー賞あるいはそれに類する催しでは、
ブラックジョーク寄りの軽口が制限されかねない。
それが各々の裁量による自粛ならまだしも、
規約レベルで明文化されたなら、
いかにもエンターテインメント精神に反して、
端的に言ってつまらないだろう。

あとはなんだ…
「暴力ふるった時点でダメ」ともいえる。
これは一番強いかも。
まぁだからこその平手打ちなんだろうが…
でもアメリカ人なんかには
拳よりも平手打ちこそが最大の侮辱表現になると聞くよな。

あれこれ考えるには面白い。
かなり多角的に、また深く潜っていける問題ではある。
それを単純化して、どっちが良いの悪いのと叫んでる連中を
僕は心から蔑むのです。


朝イチが復活。
1週間休んでスタジオセットが新しくなった。
これ大事なんか?
いち視聴者としてはどうでもいいと思ってるけど…
少なからぬ視聴者を相手に必要な飽きられないための工夫なのだろう。


弁当は冷凍のソースカツと、先日もらった生姜おかかふりかけ。
ラクチン。
火曜はごみ捨てもないし余裕で家を出た。


ワイヤレスイヤホン相変わらず断線する。なんだこいつ。
そうそうそういえば、
こいつは最小音量にも制限があるのだった。
有線と比べて圧倒的に、最小の音量が「大きい」。
だから電車内の座席では、もしかすっと音漏れしれるかもと、
仕様がためらわれる。
なんでも技術的に難しいらしい。
だからワイヤレスイヤホンで小さい音量を達成できるのは、
どうしてもある程度の価格帯の製品になってくる…
 いやいやいやいやいやいやいや
じゃあやっぱりiPhoneには有線用のジャックが必要だろ…
時期尚早
つくづく汚い商売していやがる。

今日も九段下のマックの前には客が立ち並び
歩道の通行を阻害している。
つくづく汚い商売していやがる。
自治体に通報してやろうかな。
という言い方は好きではない。
するならする、しないならしない。
ということで決心した、ちゃんと通報しよう。


昼休みに神保町古書店街に繰り出して
網野善彦のなんとか苦界なんとか買った。
ようやく買えた…。
中世日本におけるアジールの本。
定価が1200円、一軒目が800円で二軒目が750円。
神保町なら見つかるもんなのだなあと感服しつつ
三軒目で600円だったから買った。
古本に関しては吝嗇。
ちょっとでも安く買いたい。
折り目だの染みだのの状態とか全然問わないし。
本は読めればいい。
読書が行為的に好きなのであって、
別に本が物質的に好きなわけじゃない。
でも図書館でも本屋でも古本屋でも
入った瞬間ドワーッって
縱�圓�ら本に囲まれる感じ、好き。
すごい好き。
情報の百花繚乱というか。
本当にこう、花が咲き乱れてるような美景。花畑。
小汚い本でもなんでもいい。
「まだ見ぬこの世界の真相」が綴じられている、
その可能性の豊かさに感動する。


仕事中に紙で手のひらを切った。痛い。
血は出なかった。
その分油断していて痛みを忘れた数時間後
たまたま使ったアルコール消毒液に悶えた。
大人だからノーリアクションでこらえたけど…
心中はジタバタもだえた。


退勤後、中野のまんだらけに寄った。
セトウツミの7巻8巻が買いたかったが買えず。
隣の本屋にも寄ったが買えない。
オッドタクシーの劇場版公開も迫ってるし、
重版していてもいいのに…。


夕飯は炊き込みごはん。
炊き込みご飯のもとだけだと味が薄く具も少ないから、
めんつゆとみりんを加え、人参を刻んだのと、
干し椎茸をレンジでもどして、もどし汁ごと炊く。
美味い。
ゴマ油で焼いて塩を振っただけの目玉焼きも美味い。

録画してあったレイチェルクーの料理番組を見た。
今回はなかなかトークも料理も冴えていて、
パイ生地みたいなので野菜をロールしてカタツムリ状の巻き型にして焼いて
ヨーグルトベースのソースをかけた一品料理が美しく美味しそうだった。
あれはやってみたい。


内田樹先生の本で、
英語が世界共通語となるにつれ
母語話者による文化的奥深さは失われ、
極めて機能性に特化したコミュニケーションツールに堕していく、
という指摘が面白かった。
どの言語にもその言語独自の、
文化に根ざしたニュアンスが潜んでいるはずであるのに、
その独自性を確保したままでは世界言語たり得ない。
ごもっともだ。


80も収録されている民話集も
毎晩毎晩数話読んできただけあって残りが尽きかけてきた。
今週いっぱいだな。


れどれ |MAIL