舌の色はピンク
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オリンピック、中止を求める声は個人レベルのみならず 市の単位で表明するところも出てきた。 しかし依然、開催する見込みで動いている。 これだけみんなが中止を望んでいるのに…
…というときの「みんな」は信用ならない。 だいたい、国民全員ではない。 見せかけのそれではある。 しかし実態は、「その人の身の回りのみんな」だ。 逆説的だが、ネット社会が拡大することによって、 実生活を離れた遠い他人たちも視野に収められるようになった分、 この錯覚は深刻に作用している。 ネットに触れていたって、おおよそ、 自分に都合のいい見方を集めたがるものだし、 自分の立場や主張や価値観から遠く離れた界隈の見聞などには疎くなるものだ。 その自覚がないと怖い。 簡単な話、 「賢く聡明で言語化能力に秀で、道理に通じ、議論ができる理性的な人」 は、 「愚かで曖昧で言語化能力に劣り、道理を解さず、議論ができない非理性的な人」 を周りに置きたがらないものだし、 「みんな」の中に(自己都合で)入れてやってなかったりする。 でも国民にはそういう人が多いわけだし、 なんだったらそういう人の方が多いかもしれない。 という見方をしていない。
たとえば、田舎でその日その日を静かに老夫婦がいる。 老夫婦はテレビを見ることくらいしか娯楽がないが、それで毎日幸せに過ごしている。 さて老夫婦は控えめながら、オリンピック開催を望んでいるとする。 それを責められるか、と問えば、連中は賢明だから、 もちろん責めたりはしない、そういう話じゃないのさ、 と理屈を展開しだすだろう。 そこで語られるのは、いかに自分が理に通じ、 いかに正しい判断ができているかという釈明だ。 しかし主張を撤回するわけではない。 彼らは老夫婦との敵対関係を”ない”ことにまやかすだけで、 解消できない。
…などなど、 オリンピック開催の方針に異を唱える層に 毎日苛立っているのだが、 僕とても当然、納得しているわけじゃない。 今日のトピックスは、 都内の路線において五輪開催中には終電後に臨時列車を走らせる… というもので、 コレに対して 「さんざん出歩きや会合を夜八時までと制限しておいて」 と騒ぎ立てている声はなかなか強い。 お怒りごもっともだ。
めちゃくちゃだ、と言われるほど めちゃくちゃではない内実があることは推し量れるが、 めちゃくちゃだ、と騒ぎ立てる層が多くある、 それくらいは想定できそうなものだ。 だから、方針そのものよりも、 それに伴う反応を制御するシナリオが描けていない不首尾に失望する。 国民の皆さまにはご理解を… という定型句では、どれだけの理由付けを引っ張ってきても、説得させられない。 そして大事なのは、説得より納得だ。 小泉純一郎の当時の政策には功罪あり、 時代を隔てた今となってはさらに厳しい採点ができようが、 あの人はものすごく「納得」させるのが上手かった。 究極的には「納得」さえさせられれば、 どれだけ客観的には不利益をまねこうとも、問題にはならない。 そこんとこを もーちっと深掘りして上手いことやってほしいもんですねー 弁の立つ若手を引っ張ってくればできそうなもんですけども。
弁当。 ごま油で牛肉コマ切れ炒めて タケノコ水煮を細切りにしたのを足して 醤油お酒砂糖オイスターソース加えて 水分飛ぶまで熱してきあがり。 しょっぱかった。 一口目でびっくりしたけれど、 これは塩分濃度に危機信号が反応しているだけであって、 味としては正直、塩気が美味い…。 がつがついただいてしまった。 葉物には蒸し鶏だけ添えて酢漬けの玉ねぎ入れ忘れた。 酢の酸っぱさがあれば肉の塩っぱさも緩和されてちょうどよかったろうにな。
新型コロナのワクチン接種日は特別休暇扱いにしてやんよという通達が ようやく会社から正式に出された。 遅いよとも思うけれど、遅い以外には文句ない対応だった。 「個々人の立場を尊重してワクチン接種の強制はしないが、推奨はする」 というスタンスも上々だ。 妻の会社…外資コンサル…ではそれに加えて “ワクチン接種をする立場へもしない立場へも、 僻見をもたないよう”注意が促されたというから、 そんな立派なお手並みには及ばないが、 おかげで7月から8月にかけては、接種日による休暇が2日、 夏期休暇が3日で合計5日の休みがとれそうだ。
夕飯はナスの蒲焼き。 長茄子のヘタ切り落として 身に縦の切り込み二つ入れて開いてレンジで3〜4分チンして サラダ油で焼き色つけて 醤油お酒砂糖を煮詰めてタレにすれば ナスの蒲焼のできあがり。 ご飯にのっけて山椒振ればうな丼のふぜい。 んまかった。
レンジでチンってもっと他の言い方広まらないものか。 と考えている勢は少なくないだろうから調べてみれば あれこれ出てくるんだろうな調べないけどよ。
なんか大谷選手がすごいらしい。 すごさが抜きん出ちゃってるみたい。 プロで投手と打者の二刀流を継続しているだけで異例なのに 渡米してメジャー入りしてもなお二刀流継続しているだけで偉人なのに 先月時点で投手続けながらもHR王の覇を競っているだけで伝説なのに 今月に入ってペース落ちるかと思われたら上げてる神っぷりで 毎日のようにHR打ってると昨日まで騒がれてたのが 今日2本のHRをかっ飛ばしチームメイトも野球ファンも引いてるという。 今期まだ半分残してるのに これまでの日本人HR打者一位の松井の記録をもうすぐ抜きそうだとか。 漫画でもやりすぎと叩かれるレベルの非現実的な活躍ぶりだとか。
なのに彼の所属しているエンゼルスは勝てない。 それだけのバケモンを擁していながら 彼以外の投手がポンコツらしく、じゃんじゃん点を取られるのだそうだ。 だからこそ、 「大谷はエンゼルスの投手を相手にできないハンデを背負って」 という皮肉が成立するらしい。 なるほど、他のHR王候補打者はエンゼルス相手に稼いでいるのにと。 だがまた一方で、面白い見方も知った。 つまりエンゼルスが弱いから、 点差の広がりがあるから、勝敗は見えてるから 相手チームが「勝負してくれる」ことで 大谷が打てているところもあるのだという。
なんにせよこのままバケモンっぷりを見せつけてほしい。
…普段スポーツにもスポーツ選手にも その応援にも興味ないし、 日本人選手が活躍していたからって その個人がすごいんであって 日本がすごいわけじゃないし 応援しているお前は何もすごくないからな、 と冷ややかな気持ちでいるのに、 こうわっかりやすくバケモンしてくれてると、 やはり応援したくなってしまうな。
でもこれが例えばロシア人だとかタイ人だとか ブルガリア人だとかでも同じような気もするな。 向こうにとってのストレンジャーが バケモンじみた大活躍してるのが気持ちいいのか。 いやでもどうだろう、 やっぱ日本人だからでちょっとは興がのってる、 そういう下駄も感じてる… 難しいな。
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