舌の色はピンク
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2021年04月02日(金) 苦悩の正体

電車を乗り換えようと人混みを歩いてるさなか
前のおじさんのかかと部分をかるく踏んづけてしまって
おじさんの方も
一瞬だけ振り返るような素振りをみせて
でも立ち止まるわけでもないし
なんとなく謝る機を逸してしまった。

でもあれ
踏んづけられたクソー
と思ってるのはほとんど間違いないだろうし
謝りたかった。謝るべきだった。
あーいう場面でキチンと謝れず
しかもその後うだうだ思い悩んだりしてるから
自己嫌悪ばかりはかどる。
生きてるとこんなんばっかりだな。

別件。
駅を歩いていて
照明の明るさにハッとして
暗いと歩きづらいもんなあ
駅に限らずこの世の中は
すみからすみまで
人間が生きやすいように
なるべく快適に過ごせるように
すこしでも不満がなくなるように
あらゆる工夫がされているのだなあ
それで、コレ?
という疑念がぐるぐる渦巻いてしまいやばかった。
人は人になるべく迷惑をかけないように
醜いものや汚いものは隠して美しいものを増やすように
がんばってがんばって

コレ?
っていう。

でもどこぞの庭先の花壇に植えられた
今まさに咲かんとするチューリップを見たら
なんか元気出た。
チューリップの良さがわかんなくて
なんであんなに持ち上げられてるんだろう別にキレイでもないのに
と否定的だったわけですが
あいつら
おりゃっ
と垂直に天に向かって咲こうとするんですな。
恥じらいもなく…。
なんかそれはカッコイーんじゃないかというか
勇気がもらえる感じがした。


えー 会社が嫌です。
この手の愚痴、
上司がクソ とか 働くのがつらい とか
出勤が、満員電車が、会議が、
とかそういう愚痴、
口にした瞬間自分がモブに成り下がるというか
雑魚っぽい感じがして
全然表に出せない。思ってるのに。
しかも仮に人に正確に伝えようとすると
「いやそれに関してはそこまでひどいわけじゃないんだけどさ」
「いやその人もそこまでおばかではないんだけどさ」
などとなぜか敵をかばうような言葉を挟みつつになるはずで、
その根底にあるのは
「そこまで低い次元で悩んでるわけじゃないから」
みたいないけ好かない自意識なのであります。

でも実際そういうもんでしょうよおおおよう。
わっかりやすい愚かさとか悪意とか理不尽とかも
いちじるしく悪感情をまねくけど
多くのことって
相手の理念や打算や感情もわかる、
でもこちらにも理念や打算や感情がある、
そのあいだの、ある正当性と別の正当性が重なり合う
どうしようもないねじれ空間があって
そこでなかなか人にはわかってもらえない苦悩てのが
発生するんじゃないですか。

そういうことを今回の読みものに込めてみたい。


読みもの書くのは今のところめちゃくちゃ楽しい。
いろんな人に読んでもらいたい。
でも実際どんなに多くても3人くらいだと思う。
しかも半端に長いし
結末はおろか話が転がり始めるまでも時間がかかる。

箸の件だけでも思い悩んじゃったもんな。
すでに書けてたのに、投稿直前になって。
もともと「使用済みの割り箸を燃やす」という悪趣味に
興じている女だったわけですが
これさすがに気持ち悪いな、
奇想的な気持ち悪さより衛生的な嫌悪感が先立つな、
ということで脳内ホイッスルが鳴り響き
急遽設定を変更、
花を燃やすだとか服を燃やすだとか
いろいろ代替案考えてみたけど
結末を見越すとどうしても箸がちょうどいい…
そんで結局「使用済みの割り箸」を
「洗浄済みの使い古しの塗り箸」に変更したんです。
惜しかったけど…。
気持ち悪くて読む気しない、ってあるもんな。
こんな冒頭でそんな気ぃいだかせちゃいかん。
誰がそんな主人公の話を見たいんだよっていう。


れどれ |MAIL