舌の色はピンク
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2008年10月20日(月) 大島一人旅紀行

ふと思い立って
週末に伊豆諸島は大島(東京都)へと
宿も決めずに行ってきた。

当日に夜行船予約して船旅8時間。
乗船中はずっとデッキで夜景眺めたり海眺めたり。
暗く重い海をじっと見てると
意味もなく身を投げる気持ちがわかる気がした。

島についてからはまず歩道が蜘蛛に占拠されてる事態におののく。
車道歩いてたら見知らぬおっちゃんに車乗せてもらった。
その後レンタサイクルのお世話になり(宿も紹介してもらった)
三原山とかいう山を自転車で登る。7kmくらい坂道。がんばった。
頂上へは徒歩でまた3kmくらい登山。
苦労あったぶん山頂での絶景もひとしお。
高みから景色を見下ろしていると
意味もなく身を投げる気持ちがわかる気がした。

到着してから知ったことにはどうやらこの山は火山だったようで
(しかも世界三大流動火山に数えられ、近年にも噴火あった有名な山だそうだ)
「町長おすすめ!」との看板に騙されたつもりで火口一周コースを周ったのだけど
これが完全に騙された。
なにせ火口――崖付近を歩いてるときに吹いてる風が
強風だとか突風だとか烈風だとかじゃ済まされないくらいの
倫理観が崩壊しきった殺人風で
何度も「やばい」場面があった。崖際にある柵も風で倒れてるし。全く人もいない。
ジャケットのポケットにしまっていたパンフレットが
超高速で空の彼方に飛ばされてった瞬間には
完全に三原山と町長は俺を殺しにかかってきてると思った。
いよいよ「死にたくない」と思った。
暗く重い海とか山頂の絶景とかよりずっとリアルに生を感じて
しょせん自分は平和ボケした現代人なのだなぁと思った。

えー、あとは帰りの坂道でブレーキ壊れたチャリのダウンヒルで死にそうになったり
夕日を臨む混浴露天風呂で50代のおばちゃんがスクール水着着てて死にそうになったり
帰りの船が強風によって欠航しまくって死にそうになったりしたけど
無事生還できてよかったです。たいへん楽しかった。
島民によればあれだけの強風は滅多にないそうなので
是非とも人に勧めたい旅行先です。でも蜘蛛嫌いの方はやめといたほうがいいです。


れどれ |MAIL