舌の色はピンク
DiaryINDEXpastwill


2007年03月06日(火) イッツソー。

言語とは基本的には
(論理や想起などの絶対的な感得機能を除けば)
異なる主体に向けての相互理解、情報伝達の実現に
強く作用する高等処理能芸だと思うんですが

「あっそ。」って言葉はひどすぎる。
分娩室からシャバの世に裸で放り出されて二十余年、
僕はたぶんこの言葉をまともに用いたことは一度もありません。
発話による会話相手の思惟現出力学をいなすばかりか、
相手の存在性までを否定するかのような
最悪の日本語じゃないでしょうか。

「あっそ。」の「あ」の発音に際して
鼻で笑うような吐息を交えながら
続く促音に向けて醜く頬を緩ませることも怠らずして
侮蔑劇のフィナーレに達する「そ」に呆けたアクセントを添えれば
この言葉によるゆるやかな攻撃性は完成します。
攻撃性といえども針のような先端鋭角的刺激を及ぼすわけでなく、
豆打汁にクリームを落とした水分を和えた雨が
音も無く身に染み五臓六腑に泥濘を組成するような、
ひどく濁っている緩慢なダメージを与えると評して差し支えありますまい。
辟易するあまり反吐を出すだけの胆力も殺がれる痛手を被ります。
不快推及をして初めてそのレゾンデートルを満たす他ない
極めて粗悪な低劣措辞としか僕には了解しえません。

/

「あっそ。って相槌はムカつく」
の1行に要約できる前置きはさておきとして、本題に入ります。
女性の「あら、そう」は
限りなく美麗な日本語だと思うのです。
この違いはなんなのだろう。
あら、そう。なはんて風にいなされたいなぁなどと
電車に揺られながら妄念遊びを頃日嗜んでいるのでした。


れどれ |MAIL