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2008年02月24日(日) 実家への挨拶〜絶望編〜注:長いです やっと、帰ってゆっくりできる日です。 わたしはなんともなかったのですが、 彼はやっぱり二日酔いでした。 うちに泊まったのでわたしと一緒に お父さんとお母さんが空港まで送ってくれました。 全国的に大荒れだったこの日、 念のため少し早めに家を出たのですが、 空港に着いてみると搭乗手続きはもうしばらくお待ちくださいという状態。 やっぱりそうか…いや、でも!大丈夫だよ!! と自分の中で悪いことは考えないようにしていたのですが、 騒然とする出発ロビー。 周りには明日大学入試を控えた受験生らしき若者もチラホラ。 中には泣き出す女の子も。 払い戻しの方は4番カウンターへとアナウンスされたので、 彼をひっぱってカウンターへダッシュするわたし。 なんとか4番目に並べました。 実は去年の正月も乗るはずの便が欠航になり、 散々な思いをしたんですよね。 スタートダッシュが肝心なことを思い知っていたので 周りと比べて早く行動できました。 なにしろこういう場合、払い戻しにするか、違う便に振り返るか、 違う空港からの便にするかなどの決断や欠航証明書の発行などをする他に、 他の空港に行く交通費を出せやら、 どうしてくれるんだおいこら!とやたら喧嘩を売る人がいますので、 とにかく早く並ばないと身動きが取れなくなるんです。 後ろには既に長蛇の列…あと1分空港に着くのが遅れていたらと思うとぞっとします。 結局他の便は全て満席だったため、 素早く払い戻ししてもらい、電車で行くことにしました。 空港から一番近い駅まで車で10分、 帰るために乗る電車の発車まで20分。 前回は行動が遅れたので駅に着いたときは窓口にも行列で、 今回も欠航を見越した人の列があったら、 10分では切符は買えないので とりあえず電車に飛び乗ってそのあと車内で切符を買おうと決めました。 そもそもなんでそんなに必死に帰らなきゃいけないかって、 彼が明日卒業旅行に出発するからなんですけどね(汗) 明らかにどうしていいかわからなくなっている彼。 知らない土地だから仕方ないけど、もう一人でやるしかなかったです(泣) 幸い窓口にはほとんど人はいなかったのですが、 乗り継ぎ5回、計20時間の旅程に、慌てふためく駅員さん。 結局無事に全ての切符が発行されたのは発車二分前でした(汗) ダッシュで改札を通ろうとすると、 後ろから「すいません!!」の声。 振り返ると鬼気迫る表情のおじさん(汗) 誰?!今急いでるんですけど!! と思ったら、このおじさんも同じ方面に行きたいようで、 でも行き方が分からないらしい。 とりあえず早口でまくし立てて、 ホームまで走るとそこに入ってくる電車。 セーフ。 と思った瞬間、なんと後ろにさっきのおじさんが! よく見ると後ろには学ランを来た男の子とお母さんらしき女性。 受験生か!! 「駅員さんに聞いたらとにかく飛び乗れと言われたので あとの行き方を教えてやってください!!」 と必死の表情で言われ、びっくりしながら了解しました。 きっと、空港でわたしたちのことを見ていて、 急いで着いてきたのでしょう。 そして同じ飛行機に乗るはずだった人で同じ電車に乗れたのは、 わたしと彼、受験生の3人だけでした。多分。 この電車に乗れなければ明日には絶対間に合わないので 本当にギリギリでした。 とりあえずよかったな!受験生! 到着するのは明日の朝4時半だけどな! (ちなみに彼とわたしはさらに乗り続けて到着予定翌朝7時…泣) いきなり色んなことが起きて驚きましたが、 とりあえず受験生がかわいそうだったので 動転しないようとにかく元気づけ、 お菓子を分け与え、ジュースを買ってやり、 不安にさせないよう頑張りました(汗) 結局電車も大幅に遅れ、おまけに自由席だったので、 乗り継ぎの電車に乗るためダッシュしまくりでした。 東京に着いて次の新幹線に乗り換えるため並んでいると、 受験生に父親から電話が。 なんだなんだと思っていると、 ほんの2時間ほど前に通り過ぎた地方で、 急遽受験ができるようになったとのこと。 さすがに朝4時に着いて試験と言うのも辛いので、 ここで別れて元来た方向に戻れと指示。 最後まで面倒を見るつもりだったのでちょっと切なかったです。 頑張れよ(泣) そのあとは特に書くことないです(汗) ようやく最後の乗り継ぎ地点に着いたのが23時前。 3時間ほど待ち時間があったのですが、 なんとその街で大学の同期が働いているのでした。 保健学部を去年卒業した男の子で、部活が一緒だったのです。 とりあえず駅の外に出て彼と遅めの夕食をとり、 ネットカフェでも行こうかという話に。 でもどこにあるかわからないので同期に聞いてみたところ、 むしろ俺が行く!とのこと。 明日仕事でしょ〜と言うと いや、普段こんな時間まで飲んでることはよくあるから(笑)むしろ会いたい!! とノリノリで来てくれました。 2時間ほどドライブしたり夜景スポットに行ったり、 色々とその街を案内してくれて、 そしていっぱい話して… 彼のおかげで疲れがちょっと吹き飛びました。 そして、やっと最後の乗り継ぎ。 正直電車もいつどこで止まるかわからなかったのですが、 やっと安心できました。 車内で寝酒を飲み、二人で手をつないでやっと長い一日が終わりました。 |