月 と 向日葵
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2007年08月15日(水) |
15歳も24歳も、「恋」の前ではおなじ |
9歳年下のいとこと、久しぶりにゆっくり話しました。
実家でバーベキューをするので迎えに行った車の中と、 バーベキューのあと、二人きりで歩いて行ったカラオケまでの道すがら。
そういえば、二人だけで話すのは初めてかも。
15歳。高校生。 小さい小さいと思ってたのに、もうすっかりオンナノコですね。
彼女も、冬に別れた男の子を忘れられないみたいです。
その子は別れてしばらくした頃、 HPの掲示板にその男の子から「がんばれよ」的なことを書かれてあるのを見たときに 「なんだか涙が出てしまった」のだって。
それを聞いて、なんだかきゅーんとしちゃって、頭なでちゃいました。
何を「がんばれよ」なのか(受験?部活?)、いとこの流した涙がどういう涙だったのか、 それは詳しく聞いてないので、わからないけれど。 流した涙の意味は、私にも伝わった。気がしたよ。
それにしても、なんというか。 気づけば私はもう24歳で、なかなか長く生きてきたなぁと思うけれど。 もちろん15歳の私より、今の私のほうが人としては成長していると思うけれど。
24歳の私も、15歳のいとこも、恋愛の前ではおんなじなんだなぁ。
ちっぽけで、悩んで、苦しくて。 おんなじようにオンナノコ。なんだなぁ。
考えてみれば。 いとこにとってのその子も、私にとってのあのこも、(実質)初めてお付き合いした人、なわけで。
恋愛経験に大差はないし、 時間とか中身とか年齢とか関係なく、打撃も同じなのかもしれない。
幼いからって、気持ちやショックが浅いわけじゃないんだなぁ。 当然だけど。
私は、あのこと付き合うまで恋愛で泣いたことはなくて。 それまでも気になる子はいたけれど、そこまで深く恋愛に入り込んだことはなかった。
20歳であのこと付き合って、 (もしかしたら遅いスタートと思う人も居るかもしれないけど) たくさん泣いて、苦しんで、悩んで。 それはとても良かったなぁ、と思う。心から。
だけど、もっと若い頃からたくさんの恋愛を経験してる人もいて。 若くても、20代の私とおなじように恋愛に必死で向かい合って、 泣いたり、喜んだり、苦しんだりするのだろうなぁ。
10代の方が恋愛にかけられる時間や労力は多いかもしれないけど、 人生経験は確実に少ないわけだから、 同じショックなら、もっと痛いのかもしれないなぁ。
10代の頃のその苦しんだ経験は、その人の人生にとって、とても貴重なものになるだろうな、って思う。
20代でもこんなにも痛いけど、
10代で真剣に恋をして、必死に悩んだり苦しんだり、それを乗り越えてゆくという経験をするのは、 今の私が想像しただけでも、なんて苦しいものだろうって思うけど、
10代でその経験をしてきた、世の中のたくさんの人たちをとても尊敬してしまいます。 すごいなぁ。
カラオケの帰り道、「次の恋をしたいと思う?」って聞かれて。
「今の生活が穏やかで自由で、とても楽しくて、満足してるから、それを壊すのが怖いから、今はしばらくいいかな」
と私が云ったら、 「なんだか大人だなー」って云ってくれたけど。 たぶん、ほんとは私はまだ逃げてるだけなのよ。
だけど。 「また裏切られたり傷つくのが怖い」なんて云わずに。 あなたには幸せになってもらいたいな。 と、お姉ちゃんは願うのです。
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