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 Written by 蒼
◆フタリニッキ。◆
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2007年08月11日(土)
セツナニッキ28日目・分岐点
あの人の答え。

「彼女と一緒に行けるのなら、彼女と行く。
 けれど、彼女は仕事だから。」

それを、その口から聞きたかった。

あの人は、それだけ、彼女が大好きだってこと。
あたしはただの代替品で、丁度いい付き合いのいい友人であること(これは聞いてはいないけど、そういうことなんだろうね。)

それだけは、凄くハッキリした。
あの人は、問いかけるメールにそれを書いて送ろうとしたけれど、止めたといってた。
それを言ってしまえば、あたしが深く傷つくことも、知っているから。
けれどね、そういうの知らないわけ、ないんだよね(笑)
ずるいよね、嫌な奴だとちょっと思ったよ、知ってても。

その言葉は、あたしでは、その言葉をもらう前から
何となく分かっていたことだったけれど、本人の口から言ってもらうと
結構ショックだったり。今、ちょっと沈んでいます。

けれどね。
沈んでいても、仕方ない。
あたしは、これから、選ぼうと思います。


そういうのが分かっていても一緒にいる(自分の想いを優先する)
利用されてる都合のいい女はごめんだ、さようなら(現実的に考える)


どちらの選択も、いい悪いはともかく、きちんと考えようと思ってる。


「蒼ちゃんが、嫌な思いをして楽しくないのあれば、二度と誘わない」


つまり、犀は、あたしにある。
ある意味、そういう振られ方は残酷だし、逃げてるようにも映る。
あたしの気持ちを知っていて、そういう選択のさせ方はずるい。
けれども、それも、責任の取り方の一つだとも、思う。

そんな電話をした昨日の夜(お出かけから帰ってきた後)。
見た夢は、あの人が彼女と結婚するという夢。
何とも現実的で、夢でまで、締め付けられるような思いをするハメに。

起きて、しばらく、ベッドの上でぼーっとして。
本当にどうしようか考えた。

あの人は、色々と教えてくれたし、楽しい思い出もくれたし
「はい、さよなら」っていうのは、正直、辛い。
全く連絡もとらずに、ただの会社の先輩として見られるのかというとそれはそれで辛い。


だとしたら、後は、「友達」として仲良くやっていく道。


あたしが、あの人を一人の友達として見ることが出来れば
多分、仲良くやりつつも、無理矢理離れずに済むんだと思う。
それはちょっとすぐには難しいんだけれど。

セツナニッキは今分岐点です。

けれど、せっかく書き始めた日記だから、このニッキを続けて
いつかまた違う誰かに恋をしたら、そういうのを残していきたいなって思ってる。それまでは、その間の日常的なこととか、恋愛に関することとか、ほそぼそと書いていけたらな。


ここまでくれば、答えはある意味、出てるような気がするけれど。


同じエンピツで書かれいた方で、不倫なのかな?辛い決断を日記に残されていた方がいらっしゃいました。一年以上過去の日記みたいだけれど、それを読んだとき

「凄いな、辛かっただろうな、あたしには出来るかな?今は元気かな?」

そんな風に思いました。
そして、それに近い決断を、あたしもしなくちゃいけない段階にきてるんだと思う。

このまま突き進むか、全く違う道に行くか、近い道だけれど別の道に行くか。
それは、あたしの選択しだいで、いとも簡単に実現するんだけれどね。
そんな風に、決断できるかな。あたしも。


好きって気持ち、仮初とはいえ、その優しさと温もりを、全て全て、失うことになる決断を、あたしはできるかな。


今は「できます!」っていえない。


情けないんだけれど、何故か出来ない。
どうやったら出来るのかな、そういう大きな決断。
あたしは、まだ、模索しています。

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