ヒルカニヤの虎



 傘持って出かけた日にはいつも晴れ

会社の化粧室で他部署のセンパイNさんとお喋り。絵に描いたようなOLである。しかし話題は徹頭徹尾お笑い(rahmens/bananaman)。
Nさんはラーメンズ好きで、バナナマンはユニットコント(genicoと君の席)しか見てなくて、おぎやはぎも同じく。で今回、先輩Fと私の激しいプッシュにより単独ライブも見ないまま傑作選(bananaman Kick)を見せられた方です。でもハマった。バナナマンの間口の広さについて語るうちに赤えんぴつの話になり、あれはラーメンズでいうところのギリジンみたいなもんなのねと。そう、TEXTのジョッキー登場で前のめった客と同じココロなのですよ。その後何故かトイレでラーメンズのマイベストコント選定大会になる。昔よく先輩Fと「死ぬ前にみるラーメンズこの1本」「ラーメンズ勝手にベストDVD」等の企画を繰り広げていましたが、何の条件付けもなくたった1本となると非常に困る。名作というなら「アトムより」(アトムの流れ込みで)、空気なら「絵かき歌」「釣りの朝」。でも他愛ないお引っ越しとか斜めの日とかも捨てがたい。キャラものだったらギリジンとネイノーさんと日本語学校アメリカンとマ―プーと、うーん。そして現状では無視もできない「銀河鉄道の夜(仮)」。嗚呼、そろそろ本公演やってくれんか小林賢太郎。
バナナマンはそもそも1本に絞るなんて考えもしません。傑作選やってくれるしね。バナナマンとおぎやはぎも面白いですよ、とepoch TV/cont squareと蹉跌ニュータウンをオススメしておく。特に蹉跌はいい。あれはいい。epochはウェルメイドにお芝居だけど、蹉跌は人間がにじんでみえる。
あとバナナマンのボケ/ツッコミについて、予想と逆で驚いたとのこと。やっぱりテレビだと日村ボケ/設楽ツッコミで定着しちゃうんだな。もちろんライブでは設楽さん状況ツッコミもありますが(例:puke)、基本的には日村さんの全方位ツッコミなのにね。設楽ボケ/日村ツッコミのコント(例:scary story)が存外に面白かったそうです。設楽さんのボケはおかしなボケよなあ。ちょっと変わった人への愛情。「secretive person」のオチがね、すごいヘンですよね。彼女のこともツチノコのこともハワイのことも結婚のことも、なーんにも言わない、意図もなにもなくただ聞かれなかったから言わなかった設楽さんに「なんであいつ何にもいわねーんだよ!」とキレる日村さん、結局「でもオレあいつ大好きなんだよなっ」で幕。すごいよね。ラーメンズだったらきっとそこに理屈つけちゃうけど、「でも」+「オレ」っていう逆接と主語だけでなんだか納得してしまえる、それどころか愛してしまえるバナナマン。人間の相互不理解とかコミュニケーション不全とか、根本テーマなのに出方が全然違うのだな。いやどっちがいいとかじゃなくてだ。




2008年04月22日(火)
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