ヒルカニヤの虎



 うんざりするような呆れかえるような

やる気のなさでゴメンネ。とな。

やっと日曜。土曜は仕事のあと地元の友人たちと家鍋。
12時前に解散したあと1時過ぎまで女子の幼馴染と話す。
価値観とか視野とか、ああ遠くなりにけり、と思い続けてきたけれど、それを言わないでいることを是とできなくなったので言う。女にはめったに「変われ」と言わないのですが。だって女子は現在を否定されることを嫌がる。傾向として男はわりと言われたがるし分析されたがるようだ。

その後クウガを最後まで見た先輩Fと電話。
人生において見てよかったでしょう?うん。
クウガは、暴力を暴力でしか解決できない悲しさ、それをヒロイズムではなく背負う人間の悲しさ、それを背負わせてしまう=代わってやれない人間の悲しさ、1人以外の笑顔を守るために1人から失われたもの(笑顔)を1人以外の人間が癒せない悲しさ、そういう悲しみともどかしさの連鎖を描いている。その美しさは「善」と「悪」がとてもはっきりしていたから可能だったのだと思う。
龍騎はきっと「善」と「悪」の二項対立へのアンチテーゼで、完全なる悪も、完全なる善もない世界のエゴイズムが行き着く果ての絶望。だから龍騎は見なきゃよかったと思うほど心に傷を負うのですが。そんな人間のリアルを子供番組でやってどうすんだ。
今の電王みてないんですけど、どうなんだろう。日曜朝8時はどう展開しているの?



2007年12月02日(日)
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