ヒルカニヤの虎



 こどもたちのこどもたちのこどもたちへ

きのうは突然の東京出張。帰途、台風のために静岡手前で新幹線とまる。東京発4時で新大阪に11時てどうゆうこと。喫煙車両の関西のおっさんどもは酒を飲みくだをまき、車内アナウンスに突っ込みをいれてました。終電間際の笑笑か。
こんなことなら帰らずに渋谷の∞ホールに行けばよかった。と心底悔やむ。さらに私は閉塞・停滞した状況が本当に苦手。もう本気で勘弁してくれと思った。ドリフト気味で走れ!
乗り物は青春18切符鈍行の旅も飛行機10時間ヨーロッパ行も船旅も大好きですが、ただ停滞と無為には気が狂いそうになります。渋滞の心配があるため、乗り物のなかでは唯一自動車が苦手。
つまり過去と現在で何も変わっていない(そしてこれから先も変わらないかもしれない)ハコに閉じこめられるという事態がたまらなく恐怖なのだな。プラス∞ホールいっときゃよかったという悔恨で精神はもはや崖っぷち。持参した仕事を機械的に片づけた後、音楽をきいても耳に入らず、1時間ほど自己と対話したところでいよいよ気が触れそうになって手持ちの精神安定剤と眠薬をビールで流し込む。あとのことは覚えていません(人としてどうか)。

そんなわけで朦朧と出社です。当然∞みてない。さらに鳥人間コンテストもまだ録画したままみれてません。今年は日大?東北大?
鳥人間は甲子園より好きな私です。おたくが熱くなるという点ではロボコンと似たものがあるけど、ロマン重視で断然鳥人間派。だって鳥人間は何の役にも立たないし、一回飛べば機体はばらばらに壊れる。もう飛行機もロケットもあるこの21世紀に、移動のためではなくてただ鳥みたいに空を飛びたい、それだけです。リリエンタールの、ライト兄弟の子供たちが大好きで、毎年ぼろぼろ泣いてしまう。鳥人間は映画にならないのかな。

2007年09月07日(金)
初日 最新 目次 MAIL