ぺニンスラフリーメソジスト教会 牧師メッセージ

2008年03月23日(日) イースター家族礼拝

「ところが、目を上げて見ると、石は既にわきへ転がしてあった。石は非常に大きかったのである。」 マルコ16:4


メッセージ題 「復活の絶大なる力」 

 イエス様は金曜日に十字架で死なれましたが、三日目の朝、つまりこの日曜日に復活されました。それを記念し、祝うのがイースターです。死者の復活などありえないと多くの人は思い、弟子たちか、もしくは敵が遺体を隠しただとか、実は死んでいなかったとか、幻を見ただとかいうことで説明しようとするわけですが、いずれもこじつけでしかありません。なぜなら、イエス様の逮捕の時に逃げ出した弟子たちが、その後は宣教に命をかけています。嘘や幻では、それらのことは一切説明がつきません。キリストは確かによみがえられました。そして今も生きて、永遠の国へと私たちを導いてくださるのです。
 イスラエルの墓とは、ほら穴のようなところです。そこには、重い石のフタがしてあります。ところが復活の朝、それは取り除けられ、遺体はそこには無かったというのです。復活の主は、目の前の重たい石を転がして、絶大なる力をお示しになられたのでした。
 私が神学生になったばかりの頃は、何も出来ない自分に悩んでいました。子供たちを前にしてでさえ、立ちすくんで話ができなくなってしまうのです。私は苦しみ、毎朝5時から一人で祈り続けました。真っ暗な礼拝堂に正座し、床をたたきながら、涙を流して祈り続けました。そして少しずつですが、神様は私を整えてくださり、子供の前で、そして大人の前でも、メッセージを語ることが出来るようになりました。やがて私を通して救われる人、洗礼へと導かれる人を起こしてくださり、牧師への道を開いてくださいました。それから15年が経ちましたが、主の真実が変わることはありませんでした。
 祈れば何でも聞かれるということを言いたいのではありません。しかし、復活の主は、その絶大なる力をもって、あなたの前に立ちはだかる大きな石をも取り除けてくださるお方です。このお方に信頼し、永遠を目指して歩み続けようではありませんか。主はあなたの人生に、素晴らしいことを成してくださるはずです。

ペニンスラ フリーメソジスト教会
牧師 榊原 宣行



 < 先週  INDEX  次週 >


nobuyuki