| 2008年01月06日(日) |
新年特別礼拝 講師;榊原寛牧師 |
「見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている。あなたがたは、それを知らないのか。確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。野の獣、ジャッカルや、だちょうも、わたしをあがめる。わたしが荒野に水をわき出させ、荒地に川を流し、わたしの民、わたしの選んだ者に飲ませるからだ。わたしのために造ったこの民はわたしの栄誉を宣べ伝えよう。」 イザヤ43:19〜21
メッセージ題 「神の栄誉を宣べ伝える神」 特別講師;榊原寛牧師
今年のペニンスラ教会の標語は、「ビジョンに立つ教会」だそうですね。神様のビジョンに従うその姿勢がどのようであるべきか、そんなことを今朝の礼拝では考えてみましょう。 イスラエルの民がエジプトを脱出した時、彼らは直面する苦難にばかり目を留めて、神様を仰ぐことをしませんでした。ですから、「エジプトの方が良かった」などと文句を口々にもらしたわけですね。また、いざ約束の地を目の前にした時、エリコに斥候を派遣しましたが、その情報を聞いた時も、すっかり意気消沈し、「エジプトに帰りたい・・・」などという不平ばかりでした。 一般社会でも、「なせばなる、なさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり」などと言われ、積極的な可能性思考が言われたりします。であるとしたら、全能なる神が私たちの人生を導いておられるのですから、私たちは神様に信頼し、ビジョンを持ち、雄々しく歩み出そうではありませんか。過去にしばられ、後ろ向きに生きて行っては、明るい未来は開けていくはずがありません。 聖路加病院長の日野原重明先生は、96才で今なお現役でおられます。先生は、「老人を高齢者と呼ぶのは差別用語だ」とおっしゃっています。老人の「老」という字は、「大老、長老」などに代表されるように、尊敬語です。「老人とは、リタイアするものではなく、なお生産的に生きるものだ」とおっしゃっているのです。 神のビジョンに立つということに、年齢は関係ありません。全ての人が神のビジョンを仰ぎ見て、新たしい年、主に期待して歩みだして参りましょう。
ワールド・ビジョン・ジャパン代表 牧師 榊原 寛
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