☆空想代理日記☆
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昨日は、意外にも春のようだった。ぽかぽか陽気にあてられた不逞者、野生猫を捕獲する罠を仕掛けておくか、それともコーヒーにたくさんの砂糖を入れて口から吐きだそうかで悩んだ。
結果、とある先輩と遊びに行くという斬新な選択をしたのだった。
なぜ、突然とある先輩と遊ぶことになったのかであるが、
「遊んでくれなければ出会い系に全力で溺れる」
と、なかば脅迫まがいな電話がかかってきたからだった。
「いま、茶柱がたつまでお茶を淹れ続ける予定でした」
一度はこうして断ろうと思ったのだが、とある先輩の悲痛な叫びに押されてしまった。
そのとある先輩とは、2人きりでカラオケボックスへ行くことになった。監禁されているような感覚だった。
カラオケボックスでのことは、何も唄わないで雑談していた。まず、そこがおかしなところである。こんな無駄遣いをするくらいなら、海外にビックリマンシールを贈るべきだと思った。
その後のとある先輩は、とどまることを知らなかった。暴走運転を繰り返し、ぶつかりかけたりした。寿命が2日と49時間は縮んだのだった。
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