☆空想代理日記☆
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先日、電子辞書を買いに行った。
小学生の頃からつかっている茶色い表紙の国語辞典は、大切につかっていたはずなのに、人間の歯型がついていたのだった。
いくら不逞者が格闘技をたしなむような逞しい人間とはいえ、辞書を喰べるような人間ではない。
ちょっとした冒険くらいの距離をいったところに大型量販店がある。途中でサルやイヌやキジなどと運命的な出逢いがあって偶然もっていたキビダンゴを分け与えることはなかった。
目当ての電子辞書は意外と高く、値段交渉をした。が、「この値段が精一杯で、咽がカラカラなんです」と言われた。
不逞者、猛牛のように闘志を燃やす。火災報知器が反応しなくて、ほっとした。
近所にあるもう1件の量販店に偵察。なんと1000円も安かった。
不逞者、リターン。 不逞者、憤慨。 不逞者、店員を責めたてる。
結果、値段交渉はうまくいったのだが、かなり腹がたった。腹が勝手に歩きだしそうなくらいだった。
テニスラケットとゴルフボールを持っていき、店内で力いっぱいサーブするという爽やかな仕返しをしようと思った
クイズの答、ロ。
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