☆空想代理日記☆
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昨日は天気がとても良かった。リュックを背負いタンクトップに短パンで線路を歩きながら、おむすびを求める旅をしてしまいそうなくらいの1日だった。
貼り絵に自信がないため、不逞者はあきらめた。遠くにある古本屋へ人間観察してくることにしたのだった。
日記のネタになるような不思議な人間はいなかった。しいて書くなら、わざわざ遠くまで行った不逞者自身が日記のネタになるのだろうか。
その後、にんにく香りが充満しているラーメン屋へ行った。オーダーを終えると、店員さんが「ご注文繰りかえします」と言った。いつも思うのであるが、なんのために繰りかえすのだろう。
でも今回ばかりはその繰りかえしに救われた。注文していない餃子がいつの間にかオーダーされていたのだった。もしかして不逞者に憑いている背後霊が腹を空かせていたのかもしれない。ちょっと鳥肌。
それから、かなりの二日酔いだった。ランクをつけるならエキスパートだろうと思った。躰が破裂しそうなくらいのダメージを負っていた。“逃げる”を選択しても、“しかし敵にまわりこまれてしまった”になりそうだった。
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