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 お婿にいった四+カカのお話
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 四代目とカカシの絆を知って、
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 【Epilogue】 そして、恋

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  てぃままん-3話
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  月読-5話 -キリリク話-
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  月読 後日談


  テキーラサンライズ−19話
 ぎむれっと前日譚


   ぎむれっと-40話 -キリリク話
  かっこいいカカシと、
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 ※途中、18禁あり
  プロローグ  本編  エピローグ



  La recommandation
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2010年01月01日(金)
テキーラ・サンライズ 5)


「そういや、カカシ。そろそろ上忍師に決まりそうなんじゃないか?」
あれやこれや、取り留めない話題で盛り上がった後、シカクさんがボクに、いやボクが変化してるカカシさんに言った。うわあ、またこの話題かよ、と思いつつ、ボクは「はあ、まあ」と答える。
「あいつらが試験に受かれば、でしょうね」
「なんだ、落とす気でいるんだ」
もぐもぐと串焼きを食べながら突っ込んできたのは、チョウザさんだ。
「試験に受からなければ、落ちますから」
ボクの言葉に、ボクに変化しているカカシさんが、なぜか咳き込んだ。
「どうした? 後輩くん。飲みすぎかな?」
ゲンマさんの言葉に、ボクの顔をしたカカシさんが「いえ」と首を振る。ほんとうに、どうしたと言うのだろう。
「カカシの後輩! 遠慮せずに、どんどん飲みなさい」
いのいちさんに徳利を差し向けられて、カカシさんが盃を出す。
「後輩なんてものは、いつまでたっても先輩に頭が上がらないのが常だが、その先輩がカカシでは苦労も多いだろうな」
いえ! とボクは内心で強く否定する。いや、苦労が多いのはほんとうですが、それに勝る喜びもたくさんあります。何より、先輩に教えられたことは、時に道しるべとなり、時にボクの身を助け、今のボクのなかで生きています。
……なんてことは、今は言えない。ただ、ボクはカカシさんがなんと言うかなと思いながら、視線を向けた。

「……先輩にはほんとうに苦労しました。突然、作戦変更はするし、『あとは、よろしく』のひと言で戦線離脱して単独で敵を追うし、チャクラ切れを起こすほど無茶はするし、ボクたちを庇って自分が平気でケガをするし」
……いえ、ボク、そこまでは言ってません、思ってはいますが。
「ほんとうに、いつもハラハラさせられて、自分が上司だったら、絶対に殴ってる、と思うこともありました」
……あの、どうして、言葉にしたことのないボクのホンネ、知ってるんですか?
「でも、先輩と離れた今になってわかるんです」
……そう、わかるんですよ。
「どれもこれも、今のボクにとってとても大切な糧になっているんです。ああ、あのとき先輩が、とか、こんなふうに言っていたな、とか、そんなひとつひとつが、今のボクの礎になっているんです。もちろん、ボクはカカシ先輩ではないので、同じようにはできませんし、それは無意味です。でも」
“ボク”がボクを見る。ボクの心の内を代弁している“ボク”。ほんとうに、そのとおりなのだ。ボクは頷く。
「核にあるものを確かに受け取ったから、今のボクがあるんです」
そのとーり。スタンディングオベーションで答えたいぐらいだ。
「だとよ、カカシ」
シカクさんにポンと肩を叩かれ、ボクは我に返った。
「持つべきものは、先輩を崇拝してくれる後輩だな」
「恥ずかしいでしょーよ、おまえ。臆面もなく」
カカシさんを装って答えたボクの声が多少湿っていたとしても、それはまあ許して欲しい。

そんなこんなで夜半過ぎまで和気藹々と飲みかつ食らい、語り合いつつ、宴は続いたのだった。
「偉大な先輩の後輩でボクは幸せです」と“ボク”になったカカシさんが叫び、「おまえだけが唯一認める後輩だよ」とカカシさんになったボクが答え、二人で一気飲みをして、ヤンヤヤンヤの喝采を浴び……。

――数日後、その噂がボクの耳に入ってきたのだった。