世田谷日記 〜 「ハトマメ。」改称☆不定期更新
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今年10月以降に読んだ本です。 今後の自分をどげんかせんといかん!と、悩みに悩んでいた私に「自分をいかして生きる」という実にまっとうなタイトルの、シンプルなことをじっくりと扱った本が方向性を与えてくれました。ここから何かが始まったという気がする。 そして、「他者と死者」。レヴィナスすごい、このタイミングでレヴィナス、凄すぎる!(←これだけじゃ何だかわからないよね)でも、自力で直接レヴィナスの著作を手にしてもきっと私、何にもわからなかったと思います。自称レヴィナスの弟子、内田樹さんにもたくさんの感謝を。 -- 「老嬢は今日も上機嫌」 吉行和子(新潮文庫) 「夜のミッキー・マウス」 谷川俊太郎(新潮文庫) 「ありきたりの狂気の物語」 C・ブコウスキー(新潮文庫) 「ブラッド・ブラザー」 J・カーリィ(文春文庫) 「海辺のカフカ」上・下 村上春樹(新潮文庫) 「走ることについて語るときに僕の語ること」 村上春樹(文春文庫) 「ルーン文字 古代ヨーロッパの魔術文字」 P・ジョンソン(創元社) 「自分をいかして生きる」 西村佳哲(ちくま文庫) 「他者と死者 ラカンによるレヴィナス」 内田樹(文春文庫)
あとまだ読みかけの本が三冊くらいあるけれど、いまのところはこんな感じです。 今年の後半は占星術(ホロスコープの読み方)や卜占(ぼくせん=タロットやルーンのように札や牌を引く占い)の象徴解読みたいな本を多く読んでいました。それらは純粋に読書といえるかどうか微妙なので実用書扱いとし、書きませんでしたけれども。 科学的な裏付けのない(人間の行動自体がその最たるもの、ですが)神秘性に近づくこと、象徴性というつるりとしたとっかかりのないものに、これまで自分が生きてきたすべての経験と感覚を総動員して自分自身をねじ込み、読み解いていこうとする試みを、レヴィナスの思想が大きな力で後押ししてくれました。
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