しずかにしずかに時は 春の雨にぬれうすみずいろとうすむらさきのしずかな炎が 心の 奥の チイサナ箱で揺れている気付かぬふりして しまってある手でにぎりしめて消してしまったとしても物語は それでも続くしずかな雨の日しずかにしずかに暮らしている雨にぬれてもはらはらとめくられてゆく 日々物語は それでも続く