日々の泡

2011年06月18日(土) 新しい人たち

速い速い…
一週間が束になって飛んで行くような気がするこの頃です。
わたしより年配の方が歳を取るともっともっと速くなるのだとおっしゃいますが、
わたしは、歳のせいということももちろんあるのでしょうが、この速さは時代の趨勢だと思っているのです。
010101…
デジタルはアナログに回る針に比べて、行間がなくて容赦なく時を刻んで行く感じがします。
先日、職場で久しぶりに盛大に飲み会がありました。
もう何年もそんな会は催されることがなかったのです。
職場のムードが殺伐としていた時期や、不景気のあおりでどうもそんな気持になれなかったりで…
そんなこんなで飲み会はなかったのでした。
わたしの職場は以前は公的機関で、そこで働くわたしたちは公務員であったのですが、機構が変わり、現在は独立行政法人です。
雇用体系も変わって、随分と若い人たちが入ってきました。
飲み会は若い人の熱気に溢れていて、知らぬ間にわたしは自分が歳をとっていたことを実感したのでした。
こんな厳しい時の流れの中で、屈託なく年配者とも話せる若者…こどもこどもしているようで、実はまっすぐな気持を持っていそうな…
この人たちは、新しい人たち。今までにないピュアに本物を見極められる力を持っている人たちではないか…
そう感じました。
若いということには、いつもどの時代もさまざまな批判がされますが、
この人たちがどんな未来を切り開いて行くのか…
わたしはそれまで考えたこともなかったそんなことを思いました。
難しい問題を前に、笑顔で働き続けていく若い人たち
今日もどこかの大臣の何を根拠に言っているのかわからない原発に関する発言があり、腹立たしくニュースを聞いたものでしたが、
次世代を担う息吹は着実に芽吹いているのではないか…
あの若者たちの様子を思い出して、ひとりよがりに暗い見通しを持っていた将来が少し明るく見えてきたのでした。
そんな若い人たちのためにも、わたしたちのような世代は何をして行けばいいのだろう…


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茉莉夏 [MAIL]