日々の泡

2011年06月10日(金) 梅雨の晴れ間 旅の途中

木々の間から聞き慣れない鳥の声が聞こえてきた。
梅雨の晴れ間 金曜の朝の出勤時。
なかなかよいシチュエーション--つまり、わたしの心持ちが比較的軽やかであるという意味において
その鳥の声はそのシチュエーションによく似合っていた。
トゥルルルルル
きれいな音を長く引きずってその鳴き声は深緑の梢の間に響いていた。
聞き慣れないその鳴き声について鳥に詳しい友人に後で尋ねてみると、きっと渡りの途中で羽を休めていたのではないかとのことだった。
トゥルルルル…
どこへわたる途中だったのか。
どうかよい旅であるように。
来年の夏が彼らにあるように。


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茉莉夏 [MAIL]