今朝は30分ほどヨガができた。 ブリッジもした。 なのになのに… 通勤途中、厄介な持病が発症。平衡感覚が損なわれて左へ左へと傾いていく。 右の端から昇り始めた駅の階段、昇り終えてみると左端へ寄っている。 混雑しているところに甚だ迷惑な奇行だが自分ではどうにもできない。 どんどん左へ寄ろうとするので右寄りに軌道修正を試みるもよたよたして返って危険。 仕方がないので道の左端を壁や塀をつたわりながら職場へ。 わたしと同じ眼病を持つ人は時々このような平衡感覚の異常を訴えるのだと以前耳鼻科のドクターに聞いた。 で、そのドクターはそんなことを言いながらわたしに目を瞑らせて10分ぐらい片足立ちをさせた。 わたしは片足立ちが得意で若い頃はなんぼでも立っていられたものだ。 先生は「ふん…異常ないね」などと言っていたけれど、この左より病の発祥は突然にあまりにも突然に日常の中へやって来るから恐いのだ。 年がら年中ふらふらしているわけじゃない。 でも1ヶ月に一度ほどだからその日をしのげばなんとかなる。 教も無事に帰って来たぜ。 朝、雪がちらついた。 傘にさわさわと雪の音。 小鳥が曇り空に可愛らしく鳴いている。寒そう… わたしは頭をふりふり左引力に抵抗している。 月は地球を28日で回る。 地球は太陽を一年で回るし、 地球自らは一日で一回転する… これらのことはわたしが左へ引かれることと何か関係があるんだろうか… 満潮とか干潮とか いったいわたしは何に引かれているんだろう? このままずっと左へ引かれて行くと もしかしてパラダイスが待っているのではないだろうか? 素敵な王子様が待っているのではないだろうか? マカロンの山がさまざまなパステル模様に彩られて立ちはだかっているのではなかろうか? それとも大好きなミルクビスケットの丘だろうか? いいや、それとも…
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