日々の泡

2010年05月30日(日) 肌寒い日曜

曇った寒い日曜の黄昏
ガスにはひじきがグツグツ
炊飯器で玄米がもうすぐ炊きあがる。
「鴎外の子供たち あとに残されたものの記録 」
著者 森/類  筑摩書房 
を午後いっぱいかけて読む。
鴎外が存命だったころの森家のこどもたちの幸福は、全くまばゆいばかりで
長女・茉莉さんの随筆「父の帽子」と等しく瑞々しい筆致で表されていた。
茉莉さんのエッセイでは、まるで鴎外は茉莉さんばかりを猫かわいがりしていたように書かれていたけれど
類さんによると、茉莉・杏奴(アンヌ)・類(ルイ)それぞれを
おまり・あんぬっこ、ぼんちっこ-と呼び深い愛情で育てていたようだ。
鴎外亡き後傾いてゆく後妻であったしげとその三人のこどもたちの生活、長女茉莉の二度の離婚の事情など、今まで知らなかったたくさんの事柄が書かれていて興味深かった。
 昨夜、J-WAVEの夕方のクリス・ペプラーさんのプログラムにモデルの平子リサさんが出演していた。CDをリリースされたということだったけれど、そのロックンロールはとてもチャーミングで驚いた。
バイリンガルの平子さんだから英語の発音がよいのは陶然なのだろうけれど、なんともロックのセンスがキュートで魅力的。話される感じも謙虚で人柄のよさが伺われた。印象が180度変わっていっぺんにファンになってしまった。と書くと、今まで嫌っていたみたいですね、違います、あんまし知らなかったんですね。もしかして彼女のロックのセンスは周知の事実なんでしょうか?CD、買おうっと。

 それにしても、友人が千葉から取り寄せたものだとくれたひじきの香りはなんとも言えない良い匂いだ。
磯野匂いとも少し違う新鮮な海苔の匂い。
鍋いっぱい煮たから冷凍しよう。弁当に入れよう。
さて来週も働くぞ♪
新しい週を迎えられてみんなに感謝!


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茉莉夏 [MAIL]