日々の泡

2010年01月13日(水) 氷の女王

大げさかもしれないけれどこの世の終わりかと思った。
あんまり凄かったので記録のため書いておこう。
昨日の氷雨から一転、気持ちよい空の下出勤した
。仕事について朝のお茶など呑んでいたところ、ゴゴォーと凄まじい音と共に冷風が建物のあちこちから吹き込んできた。
私の職場は鉄筋コンクリート五階建て、密閉された空間にはそうそうすきま風など入ってくることはない。
ところが、驚くほどの風圧と共に先ほどまで春めいていた穏やかな空気とはほど遠い骨の髄まで凍らせる冷たい風が通過できうる限りの微細な空間から吹き込んできた。
空には黒雲が現れ、雪片が渦を巻いて縦横無尽に踊り狂って降っているという。
何度も何度もたたきつけるように暴風が吹き付ける。
吹き付けるたびに体感できるほどに建物と共に冷やされていく。
これはあれだ…雪の女王とか、雪女とか、そのたぐいが荒れ狂って怒りまくっている!
すべてが凍るまで彼女の怒りは収まらない…
凍ったビル
氷の町…
ほんの十分程度のことだったけれど
とても驚いたのだった。


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茉莉夏 [MAIL]