日々の泡

2008年07月14日(月) 白いページ

光が炸裂したような午後
白い昼下がりの窓
ごくごくと水を飲む
白い窓に向かって
ごくごくと水を飲んだ
気が遠くなりそうな感じを呼び起こすように
窓に向かって目を細めた
陽炎の向こうのバス停
おばあちゃんが立っている
巾着の手提げ袋
おばあちゃんはいつもあれだね
あの袋ばかり
その隣の女の子は
きっと あたしだね
ごぼうみたいに細くて
不機嫌に立ってる
気の遠くなりそうな暑さの昼下がり
あのふたりはいったい
いつから 
バスを待ってるんだろう…


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茉莉夏 [MAIL]