雑念だらけ
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2006年07月21日(金) 遺伝子の証明(ちょっと修正)

彼が子供をひどく欲しがった時期があった。
それは 子供が好きだから、じゃなくて
(嫌いでしたね)

「自分に子種があるかどうか試したい」から。


確かに気持ちは分からなくもない。
いやいや、分かると言うのは想像の域だけど。


が、たとえ理解できても、だ

責任が発生するんだよ、一生よ、出来るの?と尋ねた。


そしたら

「いや、見たいだけなんだ、遺伝子の証明を」

どこで育てる気?

「子供なんてどこでも育つさ〜〜〜
ここにだって慣れる、
ダメならイザとなりゃお袋に泣いてすがればいいじゃん?」

・・・・・・

「俺の遺伝子が見たいんだ、俺の能力(何それ)をどれくらい受け継ぐんだろう・・・
面白いと思わないか、自分のDNAがカタチになるんだぜ。
ああ、こんなもんか〜ってわかったらいいんだよ、
それが済んだら・・・まあ、もういいかなって。

ねえ
俺に生殖能力、あるかな・・・
試したいな」


うすら怖くなってきた。


じゃあ見たら気が済むならその子は死んでもいいの?

「死んでもいいとかじゃなくて・・・もういいかなってことだよ」

・・・・・・

「興味あるんだ、
育てなくていいんなら見たいんだ、俺の遺伝子。
ねえ、なんとかならないもんかね。
俺に子供を作る能力があるかどうか、やてみないと分からないね」


彼は、「子供」とはあまり言わず「遺伝子」と言う。
とにかく「遺伝子」の実体が見たい、と。

最初は悪い冗談かと思って聞いてたが真剣だった。

私は実はゾッとした、
テレビを見ながら低く淡々と「男の証明」を語る彼に。

純粋に2人の子供だ欲しいんじゃなくて、ゲームキャラみたいに「作って、消したい」と平気で言う彼が不気味に思えた。

そのうち、
「ああ、俺みたいな生活力のない男には家庭も持てないんだろうね・・・
不幸だよね・・・資格がないんだ、きっと・・・」
と、同じ調子でつぶやいた。

予想外に私に「いいよ」とか言われても困ったからか。
私がもし、頷いたら 彼は

「お前が欲しがったんだよな、お前の責任だよな」

とか言いながら子作りしたのだろうか。


ほかのこともなんだけど、この話ものちのち何度も彼は繰り返した。
そして同じ感じで一応終わっていた。


まだ彼を好きだった頃の私だが、
この男の子供だけは産んじゃダメだ、と思った。
本能が危機を感知したような感じで。


本当によかった、
現実にならなくて。

本能に感謝。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日記の内容は時間が前後してます、昔の事を後で書いたりしてます。
記憶に鮮明な出来事はいつなのかはっきりわかるのですが。
とにかく、頻繁に彼は怒ってたので…




メールは受け取っておりません。すみません。

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ヨウ