雑念だらけ
DiaryINDEXpastwill

【whoisMy】をOFF設定にしています。


2006年07月10日(月) 現実逃避

冬、寒い時期は 毎週日曜 私は大きな袋を両手にコインランドリーに通った。

洗濯しなくても誰かがやってくれる状態を一度体験したら よっぽど楽だったらしく、
彼はコインランドリーに行く私に何も言わなくなった。
おまけに水道代も洗剤代も払わなくて済むから。

ただ、出掛ける時必ず

「洗濯洗濯って言いやがって・・・
お前のせいで日曜は2人で出掛けられないよ」

と言われた。


彼はコインランドリーを使ったことが無いから私に任せた。

知らないことをするのは「かっこ悪い」らしい。



コインランドリーに居る間は 珍しくメールがほとんど無かった。
理由はよくわからない。
私はほっとしたが。

その近辺のコインランドリーは 大抵が銭湯や温泉の敷地内にあったので年配の人の利用が多い。

私は 「集会所」代りに集うおばあちゃんや遊びに来る小学生の男の子達と話をしたりボーッ・・・と過ごしたり本を読んだり。
ちょっと歩くと 通勤の時渡るあの橋がある。
衣類を乾燥する間にそこに行ってみたり。

川面には水鳥が。
橋の下にはホームレス。

私は近くの公園で 普段は飲まない缶コーヒーを飲んだ。
寒くても天気がいいと気持ちよかった。



ちょっとだけ落ち着ける時間だった。

でも 洗濯が終わると帰らなくてはいけなくなる。


現実逃避の時間は終わる。




大きな袋を両手に部屋のドアを開くと
まず 昼間でも真っ暗な玄関で 彼の自転車2台にぶつかった。
行く手には雑誌と段ボール。
・・・狭い。
現実が始まる。

いや、さっきまで逃げていただけ・・・現実はいつでもそばに在る。

全部自業自得。

帰った部屋で 彼が仕事をしているのは締め切り前だけ。
あとは大抵テレビを見ていた。





メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ