はぐれ雲日記
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先先月は左京区の法然院へ桂都丸の落語会へよる。ここのお寺では毎年都丸さんの会が行 われていて、わたしもできるだけ毎年足を運んでいる。晴れの日に京都で落語会があると 楽である。弟夫婦が去年までいたので。自転車で直接行けるから。逆に雨の日だと電車、 バスで中途半端なところにあるから難儀。この法然院も中途半端な位置。バスで乗継ぎで いくと1時間はかかるが自転車だとその半分。 蹴上〜南禅寺から哲学の道をブラリ。散策で観光客、カップルが多い。途中で風景を写生 をする お年寄りも見かける。 法然院の境内に入ると、京都独特のお寺さんの雰囲気に。周りは重い緑に押され、風で刷 れる葉の音がザワザワと。本当にこんな場所でバカ笑いを発していいのか、と毎年思うが 。木戸銭を払って本坊へ。両サイドには庭園があって、獅子落としの音が響き渡る。11月 の 紅葉シーズンが待ち遠しい。 都丸さんは、「口入屋」と「百人坊主」を披露。「口入屋」は8月の連続落語会でトチっ た部分があって、そのリベンジを期待。そして女中が肩書きで次々と流儀を言っていくの だが自分自身にプレッシャーがあったのか、かなり慎重に進めていった感じ。どうにかト チらずに済んだが、もう少しスラスラと言って欲しかった。あと高座が高くて腰を浮かす と欄間の蔭となって、 ハシゴを上るシーン、神棚に灯を上げるシーンでは、下半身しか映らなくなる。「百人坊 主」は場所柄上、バチが当りそうなネタであったが、咄事体滑稽なもので笑えた。 え〜と関西の方は妾馬(東大赤門)を見たがりますね。それと噺塚ですね。戦時中に女郎 さんや郭の噺がご法度とされて艶っぽいものは葬られた。 熊っ八さんは行ったことがあるでしょうが。 わたしは友人に言われて初めて知ったよ。 たぶん・・・最初に言ったかにゃ? 「片棒」が大好きでふ。 ほんじゃ。
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