2009年07月30日(木) |
幻想的だったヒグラシ大合唱 |
うちの歯科医院は都市部近郊の田園地帯にあります。周囲を山や田畑に囲まれた田園地帯で歯医者の友人からは
”よくそんな所で患者が来るなあ” ”患者は動物じゃないか?” などと冗談を言われるくらいです。
都市部近郊でありながら、立地条件は田舎そのものなのですが、夏本番を迎えた今頃は一年で僕が最も好きな時期の一つです。
今朝のことでした。午前5時前、僕は何気なく目を覚ました。まだ嫁さんや子供たちは寝たままの夜明け直後。僕も夢うつつな状態だったのですが、何気なく外から聞える音に思わず耳を澄ましました。
”カナカナカナ・・・・・・・”
夏の始まり時期によく鳴くセミ、ヒグラシでした。それも一匹二匹だけではありません。あちこちから聞え、それがいつのまにか大合唱のごとく聞えてくるのです。 ”カナカナカナ・・・・・・・” ”カナカナカナ・・・・・・・” ”カナカナカナ・・・・・・・”
何か輪唱でもしているのではないかと思われるようなヒグラシの大合唱。周囲からはヒグラシの鳴き声以外には何も聞えません。聞いているうちに思わずうっとりしまいました。何物も受け付けない、幻想的な光景のように感じたくらいです。
その後、日差しが徐々に強くなってくるのと同時にヒグラシの大合唱は終わりを告げ、聞えなくなりましたが、久しぶりのヒグラシの大合唱を聞くと、改めて夏の朝のすがすがしさを感じました。 早起きは三文の得と言いますが、一日が始まる時間、少し得をした気分になった歯医者そうさんでした。
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