歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2009年06月19日(金) 口元専門モデルがあってもいいのでは?

先日、よく立ち寄る書店を何気なく見ていると、非常に多くの女性誌が置いてあるのに気が付きました。これら表紙には有名女優やモデルがにこやかに笑みを浮かべながらポーズを取った写真ばかりなのですが、どの被写体も細身のスタイルであることに気が付かされます。僕はモデルのことはよくわからないのですが、これら有名女優やモデルを実際に見てみれば非常に細身の方たちばかりではないかと思います。細身でスタイルのバランスが取れていれば、写真うつりが良く、様々な服やアクセサリーが着こなしているように見えるのでしょう。このような写真を見ながらふと思いついたことがありました。

こうした有名女優やモデルさんですが、体の全てが美しいかと問われれば意外と違ったりするものです。世の中に指先や手、足だけのモデルという人たちが存在するのはそのためで、同じモデルを写しているように見えている写真でも、実際は指先だけは別人なんてことがしょっちゅうあるようです。

ところで、以前から何度も書いていますが、日本人の8割以上は歯周病に罹っています。また、むし歯になったり治療を受け、詰め物や被せ歯をしている人の数も同等かそれ以上いるとされています。別の見方をすれば、全く歯が治療をされず、健康な歯や歯肉を維持している人は非常に限られているということになります。
書店の女性雑誌を見ながら歯医者そうさんがふと感じたことは、健康な歯や口を持った専門モデルという人たちがいてもいいのではないかということでした。

以前から有名人口元チェックなるネタを何度も取り上げてきましたが、有名人と呼ばれる人はほとんどが何らかの歯の治療を受けているといっても過言ではないくらいです。最近の審美歯科の進歩により一般の方には本物の歯かわからないように見える歯でも実際は被せ歯であることがあるもの。人気女優やモデルでも口元を見てみると、歯に全く治療痕が見られない、健康な歯茎を持ち、歯並び、かみ合わせが良い人はほとんどいません。
それならば、口元だけを専門とするモデルがいてもいいのではないか?芸能人は歯が命というキャッチコピーが流行りましたが、口元がおしゃれに、化粧に与える影響は意外と大きなもの。笑顔がすてきなのに口元が健康でなければ、笑顔の魅力も半減してしまうかもしれません。

指先だけや足専門モデルがあるくらいですから、口元専門モデルも既に存在しているかもしれませんが、もしまだそのようなモデルがいないのであれば、非常に希少価値であり、重宝がられるのではないかなあと感じた、歯医者そうさんでした。


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