歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2009年02月05日(木) 婚活中の人へのエール

昨日、某新聞の読者投稿欄を読んでいると、ある歯医者の先生の投稿がありました。歯医者が書いていた投稿ということで、目に留まり思わず読んでしまいました。
書かれていた内容は、自分の見合いについてでした。当初、大学病院に勤務していたこの先生は、ある時期、新しい部門に異動になったのだとか。慣れない部門で非常に忙しい時期に家族に勧められ、お見合いをしたのだとか。当初は、直ぐに決まってしまうのではないかと恐れさえ抱いていたそうだったのですが、断われたり、断わったりしているうちに見合いの数を重ねていったのだとか。気が付けば10回以上見合いをしているうちに、今の奥さんと出会い。ゴールインしたのだそうです。

今の時代、婚活という言葉が流行しているが、自分の経験からしても結婚というのはなかなか大変なことだったと実感しているそうで、現在の多くの男女がなかなか生涯の伴侶となる人を見つけられず、苦労をしている気持ちがよくわかる。婚活中の方の健闘を祈るとの内容でした。

実は、僕もこの先生と境遇が似ています。今の嫁さんと出会ったのは見合いでした。この先生のように10回以上はしませんでしたが、仕事の岐路の時期に見合いを行っていたこと、そして、複数回の見合いの後、今の嫁さんと出会い、結婚に至ったことなどは僕の場合と大差ありません。

どんな仕事でも同じだとは思いますが、20歳代後半というのは仕事を覚え、集中したい時期でもあります。仕事にのめりこむが余り、意外と異性との出会いって多くないと思うのです。昨今、婚活なる言葉が流行っていますが、その理由の一つに男性、女性ともお互いに仕事が忙しく、出会いの機会が少ないのは事実でしょう。僕もそうでした。睡眠時間を惜しんでの仕事の日々が続いていた時期でしたから、女性と出会う機会には恵まれなかったものです。

それ故に、周囲が持ってきてくれた見合い話というは有難く感じたものです。釣書を書いて、スナップ写真を交換して、お互いの両親と共に同席して出会うという堅苦しさはありますが、限られた時間の中での人生の伴侶を探すという意味での出会う機会として、見合いというのはそれなりに優れたシステムであろうと思います。

そうはいっても、見合いであろうと恋愛であろうと決めては縁でしょう。自分がこの人は!と思う人と出会うにはコツなんてものはありません。ハウツーなんて方法はありません。神のみぞ知る世界、それが縁です。ただ、出会いがなければ縁もないわけで、そういった意味ではある程度異性との出会いを重ねないと縁はないということは言えるでしょう。

いずれにせよ、僕もこの新聞に書かれた歯医者の先生と同じで、現在、婚活中の人には良き人生の伴侶に巡り合われることを願って止みません。


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