歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2008年12月05日(金) 陛下、働き過ぎです!

昨今、アメリカの金融危機を発端とした不景気のせいか、各企業では派遣社員の契約打ち切りが発表されたり、既に実行されているようです。突然のリストラで戸惑う派遣社員も多いようで、マスコミでそのような方たちのインタビューが報じられています。非常に心が痛みます。不景気だからといって在庫調整にように簡単に派遣社員の契約を打ち切る企業というのは如何なものでしょうか?企業には企業の事情があるとは思いますが、派遣社員もヒトです。皆生活がかかっています。もっと思いやりのあることはできないのかと思います。

その一方で、仕事はあるものの過労の方もたくさんいます。特にリストラが進む企業では残された人にのしかかる仕事は増えていくばかり。残業代もままならない状態の中、朝早くから夜遅くまで必死に働く人たちも少なくありません。生活の心配はないかもしれませんが、自らの体を犠牲にしているようなところもあり、これも非常に大きな社会問題となりつつあります。

過労といえば、新聞には総理大臣の一日のスケジュールが記載されています。僕も時折見ているのですが、一国の最高権力者としての義務と責任の結果ではあるのですが、それにしても朝早くから夜遅くまで分刻みのスケジュールです。これも相当の体力がないとやっていけない仕事だなあと感じます。

先日、天皇陛下が体調を不安を訴え、急遽公務をキャンセルしたというニュースが流れていました。何でも不整脈が生じ、高血圧を伴っていたことから休養が必要と判断され、公務がキャンセルされたようです。天皇陛下の公務はどのようなスケジュールなのだろうか?疑問に感じた僕は宮内庁のホームページに掲載されている天皇陛下の公務スケジュールを見てみました。

正直言って、天皇陛下は働き過ぎです。今月23日には満75歳になられる天皇陛下です。下々の者であれば既に第一線を退き、悠々自適の生活をしても良い高齢です。中には体調を崩し、病気療養や介護を受けざるをえない方も少なくない年齢。そんな高齢の天皇陛下の公務スケジュールは多忙極めると言っても過言ではないでしょう。年齢のことを考えれば、今回の天皇陛下の体調不良は、過労による影響が強いと考えます。
天皇陛下まで過労であるということは、ある意味、現在の日本の状況を表しているとも言えるかもしれませんが、宮内庁はもっと天皇陛下の体力、体調を考えた公務計画を立てる必要があるのではないかと感じた次第です。


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