2008年09月11日(木) |
治療費支払は白紙の小切手 |
昨日流れた某国の将軍様健康状態悪化のニュース。これまで何度も体調不良や入院などのニュースが流れてきましたが、今回はこれまで欠かさず出席していた軍事関係行事に姿を見せなかったこと、そして、アメリカのメディアが将軍様の重病説を報じたことから日本のマスコミも報じたようですね。ネットのニュースを見ていますと、A新聞とY新聞、その他のマスコミでは報じ方が異なるのは興味深いところです。
それはともかく、今回の将軍様の重病説を裏付ける情報として、世界的に著名な医師が何人もかの国に入り、いまだ出国していないことが報じられていました。真偽の程はわかりませんが、世界的に有名な医師が各国の著名人の要請にこたえ、直接治療に出向くことは珍しいことではないようです。
先日、循環器内科医をしている弟と話をしていると、たまたま弟の口からでこの話が出ました。弟の話によれば、弟が世話になった医者に某国のVIPから直接往診の依頼があり、出向いたことが何度もあるとのこと。依頼人は誰かわからない状態で実際に出向いてみると、驚くべきVIPだったということが何度もあったそうです。
この先生があるVIPの治療を行った時のこと。治療が上手くいき、いざ帰国しようする前にVIPを見舞うと、このVIP、非常に喜んでいたそうです。先生は私の命の恩人だ。感謝すると。そして、おもむろに懐からある紙を出してきたそうです。その紙とは白紙の小切手。VIP曰く
「命はお金には代えがたいものだが、先生は私の命の恩人だ。ここに小切手がある。今回の治療に関して、治療費は先生が好きな額だけ書いてくれたらいい。」
この先生、思わず面食らったそうです。それもそうでしょう。白紙の小切手に好きな額だけ書けと言われて、直ぐにかけるような人はそうはいないでしょうから。その場の雰囲気を感じた先生は、自分が日本で請求する治療費と諸経費、交通費分を小切手に書いたそうです。この小切手を見たVIPは
「もう一つゼロを加えなくてもいいのか?」 先生はこの申し出を丁重に断ったそうです。
何とも太っ腹なVIPがあると思えば、そうではない場合もあるようで、某国のVIPの治療のために呼ばれた某先生は治療の甲斐なくVIPが絶命してしまったのだとか。既にこの先生が駆けつけた時には手遅れだったそうなのですが、そのあたりの事情を知らないVIPの側近たちは、この先生をしばらく出国させず軟禁状態に置いていたとのこと。いつ自分が帰国できるのかとも言い出せず、ひたすら待ち続けた時の気持ちは生きた心地がしなかったそうで、ようやく日本に帰国した時には体重が10キロ減っていたそうです。
世界各国のVIPの治療には医療界の著名な人が呼ばれることは少なくないようですが、全てがうまい話ではなく、中にはかなりヤバイ話もあるようですね。
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