| 2008年05月23日(金) |
時代おくれの男になりたい |
先日、自室を整理していると、とある場所から古びたCDが出てきました。そのCDとは、今は亡き河島英五のベスト版のようなCDでした。
僕は音楽の好みはクラシック音楽がメインではあるのですが、他のジャンルの音楽も聴かないわけではありません。河島英五に関しては、叔父が大ファンであったことから僕も影響を受け、好きな曲が何曲かありますが、その中でも最も好きなのが時代遅れ。作詞がこれも今は亡き阿久 悠、作曲が森田公一で、河島英五のヒット曲の一つなのですが、今回見つかったCDの中にもこの曲が収録されていました。 久しぶりに聴いてみました。何といっても歌詞がいい。
目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず 人の心をみつめつづける 時代遅れの男になりたい
ねたまぬように あせらぬように 飾った世界に流されず 好きな誰かを思いつづける 時代おくれの男になりたい
僕が密かに理想とする男像を歌い切った歌詞に、今更ながら感動しました。自分は大した男ではないけれど、人から見えないところで温かな気持ちを常に保ちながらささやかな幸せを感じられる男。今の僕からは程遠い男性像ですが、これの少しでもこの先実現することができたなら・・・。
いやいや、いつ聴いてもいい歌ですね。
実際にこの曲を聴いていると、嫁さんもこの曲を聞いていました。 僕がこの曲の素晴らしさを語っていると、嫁さんは
「私の理想とするところと全く正反対だわ」 とのこと。
目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず 人の心をみつめつづける 時代遅れの男になりたい
このあたりは、
目だっていたい はしゃいでいたい 似合わないことも時には無理をしたい 人の心はきにしない 流行に敏感な女でいたい
ねたまぬように あせらぬように 飾った世界に流されず 好きな誰かを思いつづける 時代おくれの男になりたい
の部分などは、
ねたんでしまう あせってしまう 飾った世界に流されてしまう 好きな誰かには直ぐにアタックする 流行に敏感な女でいたい
これが嫁さんの理想なのだとか。
"お前は、男の美学というものがわからんのか?" と思わず突っ込みたくなるも、突っ込まずそのまま笑っていた、時代おくれの男になりたい歯医者そうさんでした。
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